公開日 2021年6月15日 最終更新日 2022年4月21日
バックカメラ搭載で事故防止
後退時にナビゲーションのモニターに、車両後方の映像を表示する「バックカメラの取付方法」を紹介します
今回はトヨタ純正ナビゲーションに社外のバックカメラを取り付けます
バックカメラ搭載が義務化
国土交通省は車の装備などの規定である保安基準を改正し、「バックカメラ」等の搭載を2022年5月以降の新型モデルに義務付けられた
19年度に出荷された乗用車の56.9%がバックカメラを搭載しており、義務化によって事故防止の促進を図る狙いがある
このようにバックカメラの事故防止効果は高く、現在、皆さんが乗っている乗用車にも取り付けることが望ましい
購入した中古車には「バックカメラ(リアカメラ)」が付いていなかったので、今回、DIYでバックカメラを取付てみた
取り付けたバックカメラは広画角170度で、運転席から目視出来ないところも映し出すことが出来る
また、暗視機能を持っており、夜間には目視よりも明るくハッキリと後方を映すことが出来る
バックカメラを取り付けることにより、より安心して後退することが出来るようになる
大手のカーショップ等で「バックカメラ」の取り付けを頼むと、工賃は1.5万円前後のようですね
配線の接続は3本
ナビゲーションに接続するために必要な配線は3本だ
ACC(アクセサリー)電源、マイナスアース、映像入出力端子の3本をナビゲーションの裏側に接続する
今回取り付けるバックカメラは、純正品ではなく一般的な汎用品である
従って、一般的なカメラ側で使われいる黄色いRCA端子と、純正ナビゲーションの入力コネクターを繋げる「変換ケーブル」が必要になる
変換ケーブルはネットでも1,000円前後(安いものは500円~)で購入することが出来るだろう
ACC電源は、大抵の場合はナビゲーションに繋がっている赤色のコードだ
フィールダーに装備されていた純正ナビゲーションの配線には、「ACC」のシールが貼られていた
このACC電源から配線を分岐して、電源を取り出す
マイナスアースは車体の金属部分か、既に他のマイナス配線がナビゲーション本体にもアースされている状態だったので、こちらでも大丈夫だった
配線を「バックドア」に引いていく
純正ナビの裏側に接続した配線を、車体後方のバックドアまで引いていく
コンソールボックス、グローブボックスの裏側を通していく
グローブボックスは手前に引っ張って根元の勘合部分を外し、脇の簡易ダンパーを外して取り外す
他の部品への接触や、グローブボックスを開閉した時に配線が挟まったり邪魔にならないようにテープや結束バンドで適所を留めておく
ドアステップカバーは上方に引っ張て外し、中を通していく
ピラー下などのカバーを外しにくいところに通すには、「配線通し」等の工具を使えば外さずに配線を通すことも出来る
更に、後部座席の脇を通り、ラゲッジスペースの天板内部を通り、バックドアのヒンジ部分近くに配線を持ってくる
車体からバックドアへの配線の通り道は、蛇腹状のゴム管の中を通すのが一番スッキリとして見栄えが良い
この蛇腹は、内部に樹脂製の基礎部品(画像の黄色い部分)がツメを噛ませて留めてあるので、根元から一気に外そうとしないこと
ハイマウントストップランプのパネルカバー、バックドア窓枠のパネルカバーは裏側のクリップで差し込まれているだけなので、引っ張れば外れる
大物の「バックドアパネル」を外すのは、少し苦労した
バックドアパネル底部のハンドルカップの嵌合部のツメを外して取り外し、その横にある樹脂クリップも外す
バックドアパネル裏で固定している11個のクリップを、各クリップの近くに力点を置いて引きはがす
私のような素人には、正直言って正確なクリップの位置は外してみないと分からない
クリップの基礎部分は樹脂なので仕方がないと思うが、今回もパネルを外す時に一か所破損してしまった
バックドアから突き抜けて出ている4本のネジを外して、リアガーニッシュを取り外す
バックドアの内側からカメラを設置する外側へ配線を通すために、ライセンス照明灯の取り付け部分を削った
削った部分には「錆防止剤」を塗り、その上から「タッチペン」で塗装しておいた
リアガーニッシュには予め純正のバックカメラを取り付けられるようにスペースが確保されて入り、カバーで塞がれている
内側からツメを外してカバーを取り外し、バックカメラを付属の両面テープを使って取り付ける
この位置ならば雨天時に水滴が付きにくく、クリアな後方の映像を確保することが出知る
実際にナビゲーションの映像を確認しながら、カメラの位置を調整して、作業は完了する