公開日 2019年3月22日 最終更新日 2021年5月6日
オッサンにも出来んだ!【ドアパネルを自分で取り外す方法】
シモテンです
ドアパネルを取り外す機会は以外と多い
ドアパネルの内側には、窓ガラス、ドアロック解除のアクチュエーター、スピーカー、ドアミラー配線等が収まっている
それらの修理、交換時にはドアパネルを取り外す必要がある
今回はZCTのフロントドアパネルを自分で取り外す方法を紹介する
固定しているネジを探す
殆どの車はドアパネルを固定しているネジが見えないように工夫されている
デザイン的に美しく魅せるためと共に、イタズラ防止の役目もある
ドアパネルを取り外す為に、先ずは隠しネジを含めて固定しているネジ類を確認しておく
ドアパネルの固定ネジとクリップ
今回はリアドアパネルの取り外しだが、フロントドアパネルも基本的には変わらない
ZCTの場合、ドアパネルの固定に使われているのは3本(フロントは4本)のネジと、複数のクリップだ
目視出来るネジはドアポケット底部にあるプラスネジ2本
フロントドアの場合は一箇所多く、ドアを開けた状態でヒンジ(根本)に近い部分にある丸いプラスチックカバーで隠されている
固定ネジの最後の1本が分かりにくい
ドアパネルにある、開閉インサイドハンドルの更に奥
一見、何もないようだが黒いカバーをリムーバーや細いドライバーでこじってみる
するとカバーが外れ、最後の隠しネジが表れる
3本のネジを全て外し、ドアパネルとドアの間にハンディーリムーバーを差し込み「テコ」でクリップを全て外していく
パワーウィンドスイッチ配線の取り外し
固定ネジとクリップを外しただけではドアパネルは取り外せない
パワーウィンドスイッチパネルの配線とドア開閉操作用のワイヤーがドアパネルの裏側でドアと繋がっているのだ
この二つを忘れてしまい無理に引き剥がそうとすると、配線を切断したりインサイドハンドルを破損してしまう
パワーウィンドスイッチはツメでドアに押しこまれて固定されている
ドアパネルの表面から取り外せれば作業は楽に出来る
しかし形状的にはドアパネルの裏側からツメを押し込んで取り外さなければ、ツメが破損する可能性が極めて高いのだ
そこで、ドアパネルを上方に引き上げ外し、ドアとの隙間を作る
覗き込むと、パワーウィンドスイッチに差し込まれているコネクタが見える
手が入りにくいのだが、コネクタの突起部を押し下げてコネクタを外す
ドア開閉&ロックワイヤーの取り外し
ドアの開閉やドアロックをするインサイドハンドル(ノブ)は裏側に接続されているワイヤーと、ドア側に取り付けられたモーターと連動している
このワイヤーを外さなければドアパネルは外せない
ワイヤーは先端がボール状になっていてハンドル裏側の溝にハメ込まれている
切れ目があるので、そこからワイヤーを取り外す
ZCTの場合は「白」と「緑」の2本のワイヤーを外したが、取り付けの際に間違えないように注意する
これでドアパネルの取り外しは完了です
取り付けは逆の手順ですが、ワイヤー、配線の取り付け忘れにはくれぐれも注意して下さい
また、ガタつかないようにドアパネルのクリップはしっかり叩くようにして押し込むことも大事です
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