公開日 2024年6月21日 最終更新日 2024年7月17日
シモテンです
夜道を照らす車のヘッドライトに使われているバルブ(電球)はハロゲン、HID、LED等がある
今回は愛車「フィールダー」に使われている「HIDバルブの交換方法」を紹介します
なんか暗いぞ!
夜の幹線道路を走っている時、ふと思った
あれっ、なんか暗いような気がするなぁ
幹線道路は照明が明るく、フォグランプも点灯していたので明らかに暗い訳ではない
「気がする」だけなのかもしれない、とも思えた
信号待ちで停まった時、前の車に反射する自車のライトをマジマジと見てみた
どうも、左側ヘッドライトが点灯していないように見えるので、路肩に停車して確認した
あちゃ~、左側HIDバルブが点いてないじゃん
左側ライトは「車幅灯」のみ点灯しています
「ハイビーム」は両方とも点灯するので、ロービームのHIDバルブの交換が必要だ
勿論、換えのHIDバルブなど用意してある筈もなく、慎重に自宅まで帰った
HIDヘッドライト
HIDヘッドライトは、High-Intensity Discharge(高輝度放電)の略で、従来のハロゲン電球よりも明るく、より自然日光に近い光で夜間の視認性も向上する
バラストと呼ばれる高圧電源を発生する部品と組み合わせる事で、HIDバルブを高電圧で点灯させる事が出来る
ハロゲンバルブのようなフィラメントが無い為、HIDバブルは寿命も長いのだ
各バブル交換費用の一例としては
ハロゲン→1500~3000円
HID→3000~8000円
最近流行のLEDヘッドライトはユニットごと(丸ごと)交換する場合も多く、不具合で不点灯になると結構な交換費用が必要になる
ヘッドライトに使われるHIDバルブにはD2S、D2R、D4S、D4Rといった種類がある
それぞれ構造や電圧、形状が違っている
自分で交換するような場合は適合表で確認するか、販売店に確認してから間違えないように購入しよう
カローラフィールダーのロービームは「D4S」であった
因みに、ハイビームは「HB3」、フォグランプは「H11」のバルブが使われている
HIDバルブの交換
それでは、HIDバルブの交換作業をしていきます
まず、バッテリーの端子(マイナス)を外しておくと安心です
消灯後に時間を空けて、HIDバルブが冷えてから作業を行います
バルブカバーを反時計回りに回して外します
作業スペースが狭いので手を怪我しないように注意
金属カバーの付いた電源コネクターを、反時計回りに30度ほど回して外す
HIDバルブを固定しているV字形のストッパーピンを外す
針金がV字になっているようなストッパーである
暗くて奥まった場所にストッパーピンがあるので目視では良く見えず、手探りの作業となる
ストッパーを前方へ押し込んで、両端を左右から縮めて後方へ倒すと外すことが出来る
他の部品と接触させないように、HIDバルブを真っ直ぐに引き抜く
バルブがヘッドライトの中で割れてしまえば、中から破片を取り出すことは困難である
取り付けは慎重に
HIDバルブの取付は逆の手順で行うのだが、注意する事がある
バルブを他の部品に接触させない、素手でガラス部分を触ってはいけない
手の皮脂が焼き付いたり高温になってしまう等の影響で、バルブの寿命を短くしてしまう事がある
左が新品、右が取り外したHIDバルブです
HIDバルブの台座にある切欠の位置を合わせ、奥まで正確に押し込んでストッパーで固定する
バルブにぐらつきが無いか確認し、電源コネクターを接続する
水の浸入が無いようにカバーをピッタリと締めます
バッテリーを繋いで、点灯確認をしたら「HIDバルブの交換作業は完了」です
純正の電球色に近い色から、ホワイトになって明るくなったように感じて、気分もアップです
HIDバルブ交換方法:動画
【HIDバルブ交換方法】を分かりやすい動画にしました
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