公開日 2019年6月15日 最終更新日 2022年4月22日
リアバンパーを自分で取り外してみた
シモテンです
今回は「凹んでしまったリアバンパーを修理の為に取り外す方法」を紹介する
車の前後に取り付けられているバンパー
現在では車を守るというよりも、デザイン的な役割のほうが大きい
素材は大概は樹脂で出来ている
軽く、デザインの自由度も高い
しかし、衝撃による割れや変形、擦り傷や削れなどのダメージを受けやすい
後退時にポールや花壇、時には電信柱などの障害物にぶつけてしまうこともある
凹んでしまった、または傷だらけのバンパーは走行にはそれほど影響はしないが
見た目が悪く、気分もダウンだ
修理や交換を考えることもある
「ディーラか修理工場に出すのが普通だが、DIYでやってみる」
今回は、リアバンパーの取り外しを自分で行う方法を紹介する
養生テープで保護する
パンパーの脱着時にはボディーに傷を付けてしまう可能性がある
傷つきを防ぐためにボディー側とバンパー側の接合部分には養生テープなどを貼り付けるておく
「ポルシェじゃ無いから、まぁいいか。皆さんはちゃんと貼って」
ナンバープレートを外す
ZCTの場合はバンパーにナンバープレートが設置されている
ナンバープレートは10mmのスパナか、ドライバーで外す
リアの場合は封印がされているので、再封印の手続き等があるので後々の対処が面倒だ
「だが、外さなければ先へ進むことは出来ん」
ナンバープレートがバックドアに設置されているタイプは、この心配が無い
ライセンスプレートランプを取り外す
ナンバープレートを夜間に上部から照らすのがライセンスプレートランプだ
最近はLED電球などに交換している車もよく見かける
余談だが、一般の電球からLEDに交換する場合は広拡散の電球にしないとプレートの一部しか照らされずに残念な状態になってしまう
プレートの上部を下から覗き込むようにするとプレートランプが確認できる
先が細めのラジオペンチでプレートランプの端を摘まみ、かみ合っている爪を外す
そのまま摘まんだ状態で下方に引き下げると、照明灯のユニットが外れる
ユニット背面のカプラーを外して、プレートランプを取り外す
バックカメラを取り外す
純正のバックカメラは作りもしっかりしており、ネジなども外観からは見当たらないようにスッキリ取り付けられている
「ネジも無いのに、どうやって外すんだ?」
種類によってはリアバンパーを取り外し、内側からしか取り外せないタイプもあるのでディーラーなどに確認した方が良いかもしれない
我が家のZCTは後付けなので、ネジをゆるめて取り外した
「スマートじゃないが分かりやすい」
リアバンパー周辺の留め具を外す
いよいよバンパー本体を外しにかかる
左右のリアフェンダー内側上部にあるネジを外す
下から覗き込むようにすると見つかるだろう
リアバンパーの下側は、四ヶ所にクリップが差し込まれて固定されている
車体の下に寝そべって作業するために、ビニールシート等を敷いておく
「汚れても良い服装での作業が基本さ」
このクリップは中央部分を6~7ミリ引き抜くとロックが外れ、そのまま抜き取ることが出来る
簡単に抜くことが出来るような「クリップ外し」等の専用工具を使えば、より早く確実に作業が可能だ
「欲しいけど、サンデーメカニックだから必要かどうか迷うなぁ」
残念ながら持っていないのて、マイナスドライバーを使って徐々に引き抜きながら外した
クリップは樹脂製なので、経年劣化による破損に備えて予備を用意しておくとよい
リアゲートステップを外す
表面上に見える留め具を外しただけでは、バンパーを外すことは当然出来ない
間違ってもグイグイ引き剥がそうなんてことは、やってはイケない
上部は裏側でボルトによって固定されている
これが少し面倒くさい
まずは、たっぷりと積み込まれているラゲッジ(トランク)の荷物を全て降ろす
ボードを取り、ドアパネル同様のクリップで留まっているリアゲートステップを、上方に持ち上げるようにして取り外す
リアバンパー上部を外す
バンパー上部を留めているボルトは、後方フレームの穴の奥にある
ラゲッジスペース後方のフレームに穴が開いており、中を覗くと異常に長いボルトにナットが閉め込まれている
ボルトの長さと、中で工具を回転させるスペースの狭さに一瞬フリーズ
普通のスパナやソケットレンチでは太刀打ち出来ない
このボルトの長さに対応できる超ロングソケットレンチがあるのかもしれない
ともかく、何らかの特殊工具が必要だ
ここで活躍したのが「お気に入り」の工具の1つ「フレックスラチェットレンチ」だ
SK11 ダブルフレックス ロック ギアー ラチェットレンチ 10mm×12mm
- 出版社/メーカー: SK11(エスケー11)
首振り角が180度位ある、小回りの利く便利なヤツだ
首を90度に曲げ、そのまま穴の奥へ
不自然な角度で回すのに少し力が必要だったが、4本を全て外した
痛恨のミス
穴の中のボルトを手探りで外している時に、既に嫌な予感はしていた
「この小さなナットが外れた時に、滑ってフレームの中に落ちたら取れなくなるなぁ、手が入らないし」
慎重に作業したつもりだった
だが、しかし、落ちた…
悪い予感は的中し、指先から落ちた小さなナットはフレームの中へ
「やっちまったな」
指先は触れるものの、摘まみ出すことが出来ない
ここでも工具箱の中から、お助け工具が参上!
先端に強力な磁石が付いた「ピックアップツール」だ
穴の中へピックアップツールを差し込み、無事にナットを回収
手の届かない狭くて深い場所に落ち込んだボルトやナットを回収する機会は、車いじりをしていると結構ある
シモテンの場合は、うっかりミスも多く「ピックアップツール」も活躍する工具だ
リアバンパーの取り外し
これで全ての留め具が外れた
バンパーが外れた時に傷が付かないように、毛布やブルーシート等を敷いておく
バンパーの穴に車体側の爪が引っ掛かって嵌め込まれている
少し上方に持ち上げるようにしながら、後方に引っ張ると爪が外れてリアバンパー全体が外れる
「外す時にバキッ!と音がして割れたかと思ったぞ」
この時にリアバンパーや車体に傷を付けてしまう可能性がある
リアバンパー自体の重量はそれほど無いのだか、大きくて扱いにくいので注意だ
外れたバンパーと車両を見ていると、なんだか大変な作業をしているように見えてしまう
「しかもブルーシート半分しか敷いてないし」
「DIYは完璧じゃなくてもいいのさ、楽しくやろうぜ」
こんな姿にならないよう、ぶつけたり擦ったりしないように気を付けよう
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コメント
フレックスラチェットレンチ、持ってるかも( ゚∀゚)。フレームに落ちた時は思わず声を出して笑ってしまいましたが、ナルホド磁石で取れるのですね。今後参考にします。
フネ (id:funenoblog) さん、コメントありがとうございます。いい道具を持っていますねぇ!狭いところでは大活躍するんですよ。常に取り出しやすい工具箱の上部に入っています。
以前にリアバンパーを凹ませてヤフオクで取り寄せて、いざ替えようとして挫折しました。記事を読むとやはり難易度高いですね。
くるくる (id:mokatrip)さん、コメントありがとうございます。
隠してあるネジや留め具が外れるかどうかがポイントなんですよね。樹脂パーツが割れるのも心配なんですが、そこは年式の古さが気軽さに繋がっています。