公開日 2021年7月24日 最終更新日 2024年7月3日
自転車のシフトレバーがベトベトに
買い物等で使っている自転車(ママチャリ)は軒下に止めているとはいえ、風雨や炎天下の過酷な状況に晒されていて部品の劣化も激しい
過日、毎日ママチャリを使っている妻が言った
「なんか、自転車のギアのゴムがベトベトするんだよね~。何とかならない?」
いつの間にかシフトレバーのゴムが劣化し、ベトベトになっていたのだ
毎日触れる部分だけに、気分が良くないのは確かだし、何とかしなければ
シフトゲージの窓も黄ばんで全く見えない!
「しゃーない、いっちょやりますか、オッサンのサンデーメカニック」
自転車のシフトレバーの交換方法を紹介する
シフトレバーの構造はそれ程複雑ではなさそうだし、オッサンでも何とかなるだろう
交換作業工賃
我が家のママチャリは外装6段の普通の自転車(シティーサイクル)だ
自転車屋さんに頼めば、作業工賃は2000円前後のようだ
それ程高いものではないが、自分でやれば「米5㎏分」が浮く
交換するシフトレバーは
シマノ(SHIMANO) レボシフト シフトレバー SL-RS36 右レバー 6S
実際に装着されていたものとは形が違っているが、特に問題なく取り付けることが出来た
シフトレバーにワイヤーがセットされている物で、こちらは1000円前後で簡単に入手することが出来る
大体は「右用」なのだが「左用」もあるので、自分の自転車とシフトレバーの位置を確認しておく
必要工具
自転車のシフトレバー交換に必要な工具は少ない
作業手袋、六角レンチ、ペンチ、マイナスドライバー、スパナ(9mm)、潤滑油
ちょっと気になるのが「スパナ(9mm)」だ
シフトワイヤーをギア側で止めているナットが、よく使う10mmよりも小さく、9mmなのだ
ホームセンター等で売っているDIY工具セットには、中途半端な9mmサイズのスパナが入っていないこともあるので、確認した方がよい
幅が変えられる「モンキーレンチ」でも対応出来る
シフトレバー交換方法
先ずはハンドルグリップを外す
CRC556等の潤滑油をハンドルとグリップの隙間に浸透させておく
マイナスドライバーをシフトレバーとグリップの間に差し込んで、少しずつグリップを外側へ押し出していく
グリップが動き始めるまでに、多少の力がいる場合もある
この際だから「グリップも交換」してしまうような場合であれば、カッター等で切り開いてしまう方法もありかな
グリップが移動し始めたら、回しながら引き抜いて外す
ギア側の変速機のことを「ディレイラー」と呼ぶらしい、知らんけど
このディレイラーからワイヤーを外していく
ワイヤーに付いているエンドキャップをペンチで挟んで取り除く
ワイヤーを留めているナットを緩め、ワイヤーを引き抜いて外す
シフトレバーの根元の六角ボルトをレンチで緩める
シフトレバーのカバーを外すには、マイナスドライバー等でツメのかみ合わせを外す
実は、上部のカバーだけでもネット上では販売されているので、ここだけ交換して済ませることも可能ではある
今回はカバーを外す必要はなかったようだが
そのままハンドルレバーをワイヤーが付いたままチューブから引き抜いて外す
取付は逆の手順で行えば良いが、ワイヤーにグリスを塗っておくとスムーズにチューブ内に挿入できて、シフト動作も軽くなる
ワイヤー調整
正式な調整方法がわかっている訳ではないが、以下の方法で問題なくギアチェンジ出来るようになっている
まずは、シフトレバーの位置を「6」に合わせる
続いて、一番小さなギアにチェーンを移動させる
この状態でワイヤーをピンと張って、ナットで挟んで固定すれば大抵は上手くいく
シフトに違和感があれば、ディレイラー(変速機)についている「調整ネジ」を回してワイヤーの張り具合を微調整する
ど素人の私の交換作業で約30分といったところだろうか
見ての通り、作業工程は大掛かりでも難しくもなく、少ない工具で自分でも交換できるのだ
やはり、毎日触れるものが新しくなると気分も良くなり、ペダルも心なしか軽くなったような気になるのだ
【動画】自転車のシフトレバー交換方法
動画で分かりやすく紹介しています↓
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