公開日 2019年10月15日 最終更新日 2020年12月29日
シモテンです
今回は、破けてきた障子紙を「超強 プラスチック障子紙に張り替える」方法を紹介する
障子紙が古くなって色褪せし、引手の辺りが破けてきた
そこで、破れにくく、省エネにもなる「プラスチック障子紙」への貼り換え作業をDIYで行ってみた
透かしの柄は桜が適度に散りばめられた「桜花」にした
省エネ!超強!プラスチック障子紙に張り替える方法
プラスチック障子紙はペットの引っ掻き傷に強く、水拭きもできる
冷暖房効果も高く、省エネにも貢献する
我が家の障子はアルミ製なので、分解してからプラスチック障子紙を貼り替える
分解しなくても障子紙の貼り替えは可能だが、端の部分が「框(かまち)」内に入り込んで、より綺麗に見えるようにする
今回も「わかりやすい!動画で見る障子紙の貼り換え」と共に破れにくい「超強プラスチック障子紙」を自分の貼り換え方法を紹介する
呼び名
作業を紹介する前に、障子の各パーツの呼び名を見ておこう
最上部は上桟(かみざん)
最下部を下桟(しもざん)
左右の端を框(かまち)
縦横の細板は組子(くみこ)
★記事の中では外した組子のことを、分かりやすく「障子」と呼びます
障子の取り外し
障子全体を左右均等に持ち上げて、手前に引くと障子が外れる
奥の障子も、同じように上方に均等に持ち上げて、手前に引けば外れる
上方の上桟にある「アジャスター」を外す
上桟には高さの調整ができる「アジャスター」のような部品が組み込まれている
左右にあるアジャスターのネジを緩めて外す
アジャスターを左右均等に上方へ引っ張って取り外す
上桟を取り外す
アジャスターを外すと、上桟の内部に留めネジが見えるのでドライバーで外す
上桟は框(かまち)にネジで固定されているので、こちらも外す
框にはネジが3本見えるが、一番端のネジは外さない(外れない)
上桟を左右均等に力を入れながら上方へ引き抜いて外す
下桟を取り外す
下桟も框に2本のネジで固定されているので外す
上桟同様に、1本内側からネジが留まっているようだが、こちらは外さなくでも問題なく作業が可能なので、そのままにしておく
框を外す
框の引き手付近の高さにある左右のカバーを外す
現れた穴の奥に「隠しネジ」がある
これは、障子を挟んで固定しているものだ
緩める程度にしておく
ネジを完全に外してしまうと、取り付けの時に苦労してしまうだろう
框を少し外側にずらし、上桟側にスライドさせると取り外せる
障子を留めている全てのネジが外れたので、はまっている溝から障子を引き抜く
プラスチック障子紙を貼る
古い障子紙を剥がす
ぶっ叩いたり、引き裂いたり、好きに剥がして良いと思う
しかし、綺麗に剥がすのなら「霧吹き」等で障子紙を濡らしておくと、のりが綺麗に剥がれやすくなる
水分や埃、凸凹があると新しく貼った障子紙が剥がれやすくなってしまう
しっかり乾かし、荒れている場合はサンドペーパー等で下地を整えておく
専用両面テープ
接着には「専用両面テープ」を使用した
専用両面テープは別途用意する必要があるので注意
和紙製では「糊」を使うようだが、プラスチック障子紙には両面テープを使用する
幅5mm×20Mの「専用両面テープ」は、組子の幅(約5.5mm)に合わせてある
アサヒペン 超強プラスチック障子紙専用両面テープ 5mm×20m PT-20
- 出版社/メーカー: アサヒペン
仮止め
購入したプラスチック障子紙は、ロール状に巻かれた外側が貼り付け面になっている
説明書でしっかりと確認しておかないと残念なことになってしまう
巻き癖がついてしまっているので、逆向きに巻いて「巻き癖」を極力とっておく
プラスチック障子紙の端を、障子の上部にセロテープで端の1ヶ所を仮止めする
そのまま、障子紙を3分の1ほど広げ桟と平行になるようにする
この状態で障子紙の上部の真ん中、端をセロテープで更に仮止めする
障子紙を障子の上部3ヶ所に仮止め出来たら、障子紙を巻き戻す
専用両面テープを貼る
専用両面テープを貼っていく
まずは縦の桟、全てに両面テープを貼っていく
幅5.5mmの桟に真っ直ぐに両面テープを貼っていくことは意外に難しい
少しずつ慎重に貼っていけば曲がったり、はみ出したりすることはない
しかし、無理な姿勢で作業を続けていると「つい面倒臭くなって」きて一気に長く貼ってしまおうとして失敗する
「そこがド素人だ!」
障子の真ん中の桟に貼る時には、手や足を着いて障子を曲げたり、破損したりしないように気を付ける
続いて横の桟に両面テープを貼っていく
横の両面テープを貼る前に、縦に貼った両面テープの裏紙を剥がしておく
横方向の桟、全てに専用両面テープを貼り付ける
縦と横が交差するところは、両面テープか重なるようになっている
障子紙を貼っていく
仮止めをした上桟側から、障子紙をゆっくり転がしながら「タルミ」の無いように貼っていく
横方向の専用両面テープの裏紙を一枚ずつ剥がしながら障子紙をピンとなるように一段ずつ慎重に貼っていく
プラスチック障子紙は和紙製とは違い、後からピンとなってくることがないので貼る時の張り具合が仕上がりを左右する
全て貼り終えたら障子中心から外側へ向かって、障子紙が剥がれないように指でしっかりと押さえていく
余分な障子紙を切り取る
全て確実に障子紙を貼り終えたら、カッターで余分なプラスチック障子紙を切り取る
アルミ製のため、定規などは使わなくてもカッターの刃を直接当てて、楽に切り取ることが出来た
最後にもう一度、障子全体を押し付けて、障子、框、下桟、上桟を組み立てて「プラスチック障子紙の貼り替え作業」は完了だ
プラスチック障子紙の耐久性に期待したい
アサヒペン 超強 プラスチック 障子紙 両面テープ貼り 94cmX4.3m 無地 6831
- 出版社/メーカー: アサヒペン(Asahipen)
★「わかりやすい!動画で見る障子紙の貼り換え」はこちら👇
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