運転終日見合わせ
サンメカshimoです
16日午前11時5分頃、埼玉新都市交通ニューシャトルのタイヤが破裂した
走行中の車両で大きな破裂音がして、運転手が確認したところ、6両目の前輪タイヤの一つが破裂
もう片方もパンクし、さらに軌道設備も破損していた
ニューシャトルの「中子式」タイヤ
新都市交通ニューシャトルで使用させているタイヤは「中子式」窒素充填タイヤと言われています。
大きさはトラックやバスに装着されているタイヤとほぼ同じくらいです。
構造も同じようなものです。
大きな違いは、ホイールに金属製の輪「中子」が取り付けられていることです。
この中子が取り付けられていることで、パンク等で充填されている窒素が抜けた時でも体勢を維持できます。
どうして事故が起きたのか
しかし、今回のニューシャトルのタイヤ破裂事故報道では片側が「破裂」し、もう片側を「パンク」させた、となっています。
中子があるにも関わらず、何故、破裂されてしまったのか?
どうして、それによって反対側のタイヤまでもパンクしたのか?
詳しい調査報告を待つしかありません
パンクしないタイヤ
タイヤは、ダンロップという人が息子の自転車に空気入りタイヤを使ったのが始まりといわれています。
それにより、ゴツゴツしていた乗り心地が劇的に改善されました。
その後、ミシュランが自動車に装着しました。
しかし、「パンク」というリスクを負うことになります。
このリスクを減らすため、空気や窒素等の代わりに、「ウレタン」や「硬質スポンジ」「ムース発泡体」等を充填してノーパンクタイヤを開発
最近では、タイヤの側面「サイドウォール」を強化することでパンク時にも体勢を維持できる「ランフラットタイヤ」も採用されています。
自転車のタイヤでも、同じように発泡体を入れることでパンクしないタイヤにすることは出来ます
ただし、漕ぐ抵抗は増えてしまいますが
大きな怪我人が出なかったのが救い
16日昼に発生した事故で、その日は終日見合わせとなりました。
復旧には、かなりの時間がかかりました。タイヤだけではなく、軌道設備も破損してしまったからだと思います。
タイヤ交換だけで済んだのであれば運転再開には、これ程時間はかからなかったでしょう。
ともかく、大きな怪我人が出なかったことは不幸中の幸いです。
こんなクルーがいれば、交換作業もアッと言う間かもしれません
“世界一シュールなタイヤ交換をするF1ウィリアムズのピットクルー達!
by サンデーメカニックshimo
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