この役立たずが!市販の診断機は古い年式の車には使えない

OBD診断機 整備・メンテナンス
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公開日 2019年12月1日 最終更新日 2021年1月13日

格安OBD診断機をDIYで使う

シモテンです

故障原因を発見するのに役立つ「OBDⅡ診断機が役に立たなかった」話し

OBD診断機

OBDⅡ診断機

古い年式の車には、市販の診断機は役に立たないことがわかった

電子化が進み、より複雑化した車の修理にはOBD診断機が必要となってきた

OBD診断機とは、目に見えない様々な電子システムの故障や異常などを簡単に調べるためのツールだ

非常に格安な診断機も販売されており、DIYでも今後活躍するだろう

しかし、素人が簡単に手に入れられるような市販のOBD診断機は本当に修理が必要な古い車には対応していないのだ

実際にZCTの修理にOBD診断機を使ってみた結果を報告する

 

突然のエンジントラブル

先日、車で出社しなければならない要件があり愛車ZCTで会社に向かった

無事に業務を終え、缶コーヒー片手にZCTに乗り込みイグニッションキーを回したがエンジンがかからない

ん!!

1度OFFに戻し、再びスタートを試みる

長いクランキングの末に、ようやくエンジンが始動したのだが

エゥ!

エンジンの激しい振動が車内まで伝わり、ハーレーダビッドソンのアイドリング時のように不規則な爆発音

ギアをDレンジに入れて発進させるも「ガクガク」として、まともに走行することが出来ない

アクセルを煽りながら、他の通行に邪魔にならないようにして、何とか自宅まで辿り着いた

この感覚は以前、1度味わったことがあった

エンジンヘッドのオイルシールが破れて、スパークプラグのホールまでエンジンオイルが溢れてきてしまい、4気筒あるうちの1気筒が死んだ時

 

素人では難しい原因究明

乱れたエンジンの音と振動から素人感覚として、1気筒が作動していないと判断した

大きな異音は聞こえてこないので、エンジン内部で部品が折れたりしている訳ではなさそうだ

1気筒が動かない原因は、大きく分けて2つだと考えられる

1つは点火系統、もう一つは燃料系統

つまり、プラグから火花が飛んでいないか、もしくは燃料が来ていないかだろう

しかし、どちらが原因としても、もしくは更に違う原因にしても目で見て判断することは素人には難しすぎる

ワイパーゴムが切れていたり、ライトのバルブ切れなどとは違う

部品交換まではド素人でも出来るが、故障原因の究明はプロの領域だと改めて感じた

プロはどうやって原因を見つけるのか

エンジンが動かない原因を素人なりに、具体的に考えてみる

点火系

スパークプラグ、イグニッションコイル、プラグコード等々

燃料系

インジェクター、燃料ホース、燃料ポンプ、エンジンコンピュータ、各種ヒューズ、各種センサー等々

素人が考えただけでもこれだけあるのに、プロはいったいどうやって故障原因を探すのか?

プロには「プロの道具」があるのだ

それが「OBD故障診断機」だ

コネクタを接続し、操作するだけでコンピュータ故障診断機が故障箇所を教えてくれるのだ

「そんな物があったのか!」

 

コンピュータ故障診断機を手に入れる

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そんな便利な診断機を手に入れてみたい、と思わないか!?

思う人もいるはずだ!いるさ、きっと!

ということでAmazonで検索、評価と値段で「ポチッ」と購入だ

TOPDON Artilink201

で、すぐに来た!

カッコいい、しかも安い

「ムフフ、これで俺もド素人からプロの領域へってか」

実際に使ってみた、が…

早速使ってみようとしたが、説明書が英語で読めない、電源の入れ方もわからない

「日本語対応」のはずだ

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分からないまま、取り敢えず愛車ZCTの「OBDⅡ」のコネクタに接続してみる

すると電源が入り、メインメニューが立ち上がった

試行錯誤しながら、なんとか表示を「日本語」に設定して一安心

さてと、どんな情報が表示されるのか、と楽しみにしていたが

なんと

通信エラー!

何度やっても「通信エラー

打ちひしがれて部屋に戻りパソコンで調べてみると、「2005年以前」の日本車には対応していないということらしい

たとえ接続コネクターが同じでも、古い車には使えないのだ

「故障が多い古い車にこそ診断機が必要なのに何だよ役立たずが、使えねえなぁ」

使用可能なDENSOや日立等の診断機は数十万もするのだ

ド素人が購入するのは現実的ではない、ということだ、トホホ…

古い規格の「JOBD」等に対応している格安診断機もあるのだが、メールで問い合わせても対応していないという返事だ

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今後は必需品かもしれない

結論として、格安「OBD診断機」は、10年以上前の車には使えないということだ

しかし、それ以降の比較的新しい車には安く手に入れられるようになったOBD診断機は、日常の車の状態を知るのには役立つ

電子化された現在の車の故障診断は素人には難しく「プロの領域」かもしれない

現在の技術では簡単に、カーナビのモニターに故障診断結果が表示出来るはずなのだが商売上出来ないだろう

残念!!

さてと、この後どうするかなぁ…


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