公開日 2021年2月25日 最終更新日 2022年12月12日
割れてしまったノートパソコンの液晶パネルの交換方法
シモテンです
コロナ禍で拡がる「テレワーク」や「オンライン授業」に伴って、パソコンは必需品となってきている
特に「ノートパソコン」はウェブカメラ機能搭載のモデルが多く、移動も簡単な為、リモートやオンラインでは使い易い
カメラを使ってのオンラインでは、背景に映る「プライベート」な部分が気になってしまい、ノートパソコンを抱えて移動する人も多い
便利なノートパソコンであるが、持ち運びの際に落下やぶつけてしまう等のリスクも高い
ノートパソコンのトラブルの中でも多いのが「液晶パネルの破損」だ
今回は「ノートパソコンの割れてしまった液晶パネルの交換」方法を紹介する
液晶パネル交換費用は高額
デスクトップパソコンのように、モニターがコードで繋いであるだけならば単純に好きなモニターに交換すれば良い
だが、ノートパソコンは分解して液晶パネルを取り出し交換しなければならず、交換修理を依頼すれば手間と時間とお金がかかる
ノートパソコンの液晶修理費用は良心的な修理業者でも20,000円~30,000円
メーカーへの修理依頼だと、30,000円以上するのが当たり前のようだ
勿論、修理に出してから戻ってくるまでに1週間程度かかる等、それなりの時間も必要になる
ならば、「自分でやっちまえ!」
ということで、破損覚悟で素人がノートパソコンの液晶パネルの交換をやってみた
かなりのリスクを伴うが、参考になればと思う
液晶パネルを安く手に入れる
今回、液晶パネルの交換を行うノートパソコンは
「ASUS X751」
交換する液晶パネルの品番は「N173HGE」
17.3インチで、ノートパソコンとしては大きなサイズだ
まずは、交換する液晶パネルを入手しなければならない
いかに安く修理交換することが出来るかが勝負なので、当然安い「中古品」を手に入れることにする
今や、「ヤフオク」「メルカリ」「ジモティー」等々、中古部品を入手する方法は増えている
使用されている液晶パネルの「品番」をネット検索で調べて、同じ型番の中古品を探し出す
今回シモテンは、すぐにノートパソコンが必要な状況ではなく、時間的な余裕があったので分解して実物を確認してから探すことが出来た
中古品が見つかるかどうかはタイミング次第で、私はタイミングが良かった
無ければ「新品」の液晶パネルだけでも販売されており、購入することは可能だ
ノートパソコンを分解する
底面(下部:ボトム)
液晶パネルを交換するために、ノートパソコンを分解していく
パソコンを裏返しにして、底面(ボトム)周囲を留めているネジを全て外す
ネジの長さは全てが同じではないので、どの長さのネジが、どこに使われていたのかが分かるようにしていくことが大事だ
また、非常に小さなネジなので無くさない様に注意する
底部のネジを全て外し、上下のシェル(ケース)の間に細いドライバーなどを挿し込み、ツメを外しながら上下に割っていく
上下に離れたら、キーボード部分の手前を軽く持ち上げる
基盤と、キーボードとタッチパッドを繋ぐ配線を外す
配線はコネクターに挿し込まれ、上からバーのような物を倒して押さえつけられているので「バー」を起こして配線を引き抜くようにする
すると、上部のキーボード部分を取り外すことが出来る
天板(上部:トップ)
次に液晶パネルのある上部「天板」を分解してく
こちらもシェル(カバー)の隙間に細いマイナスドライバー等を挿し込み、隙間を広げるようにして上下を分離していく
ただし、ここが今回の「失敗ポイント」だった
この結合部分は、強引にこじって分離させると、中で結合させるためのツメが割れてしまうのだ
結合の構造がどうなっているのか、開けたことのない素人にはわからない
このパソコンの場合、アーチ状の穴にツメを引っ掛けて留めるようになっている
ツメ側のカバーを外に広げるようにしながら、分離していかなければならない
今回シモテンは、多少強引に分離作業をしてしまったので、多くの箇所で部品が割れてしまった
これも経験と割り切るしかない
液晶パネルの取り出し
失敗はさておき、先に進もう
液晶パネルのある天板を取り外していく
ヒンジ部分の金属を留めている左右各4個のネジを外す
無線パーツに繋がる配線を外す
これで、液晶パネルへのコードは繋がっていはるが天板(トップ)を取り外すことが出来た
シェル(ケース、カバー)に留めている四隅のネジを外すと、液晶パネルがフレームごと外れる
液晶パネルの配線はコネクターに挿し込まれているだけなので、全体を持って、ゆっくりと引き抜けば外れる
液晶パネルの取り出し完了だ!!
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