公開日 2021年4月30日 最終更新日 2021年12月15日
素人でも出来る!?ドアパネルの外し方
シモテンです
スピーカーの交換、パワーウィンドウやドアロックの修理をするためには「ドアの内張り(ドアパネル)を外す」必要がある
「そんなもの素人が簡単に外せて、元に戻せるのか?」と私も思っていた
だが、やってみると結構簡単に出来るのだ
勿論、作業後はドア元通りに取り付けてウィンドウやドアロックも正常に動作確認できた
素人でも出来た「ドアパネルの外し方」を紹介していく
使用する道具はたったコレだけ
フィールダーのドアパネルを外すのに使った道具は、たったの三つ
「プラス・マイナスドライバー、ハンドリムーバー(内張りはがし)」
内張りはがしは、ボディーを傷つけないためにも樹脂製が良いだろう
シモテンが使っている内張りはがしは「エーモン」の「ポリプロピレン製ソフトタイプ」で、ベストセラーになっている
様々な形状のものがあるが、基本形があれば大体の作業は何とかなってしまうだろう
安い工具であるし、ドアパネルだけじゃなく、ナビゲーションやドラレコ等を取り付ける際の各パネルを外す時にも一本持っていると重宝する
ドア内張りの外し方
固定ネジを外す
では、実際にフィールダーのドア内張りの外し方を紹介していく
フロントドアで紹介していくが、リアドアも基本的に外し方は同じである
先ずは、ネジで固定されている場所を探して、外していく
フィールダーの場合は二か所ある
多くのトヨタ車では「ドアハンドル奥のカバー」の内側に「隠しネジ」がある
「カバー」とハンドルの隙間にマイナスドライバーを差し込んで、こじる様にしてカバーを外す
マイナスドライバーには傷つけ防止のために、テープなどを巻いておくと良い
カバーを外すと奥に「隠しネジ」が現れるので外す
もう一つの固定ネジは「肘掛けドアポケット」の底部にある
こちらは、ちょっと上からのぞき込めば見えるので、固定ネジを外す
パワーウィンドウスイッチを外す
フィールダーのパワーウィンドウスイッチは後方から外していく
内張りはがしを差し込む隙間もないので、ここは素手でスイッチパネルの後方部分を上方に引っ張る
このパワーウィンドウスイッチは前方に差し込まれる様にして固定してあるので、後方を持ち上げた後に、後方に引き抜いて外す
スイッチの裏側にあるコネクターを、ツメを押しながら引き抜いて外す
内張りを外す
固定ネジを全て外したら、ドア内張りを外していく
内張りは複数の「クリップ」ではめ込まれている
内張りはがしを「ドアパネル」とドア本体の間に差し込んで、なるべく「クリップ」の位置近くでテコの原理で外していく
ドアパネルの外周だけでなく、ドアハンドル付近にもクリップがあるので、感触を確かめながら外していく
クリップが外れる度に「バキバキ」と大きな音が出て焦るが、覚悟を決めて外していこう
余りにも引っかかっていて外れないようなら、「隠しネジ」が他に無いかを確認した方が良いかもしれない
全てのクリップが外れたらドアパネル全体を持ち、上部の引っかかりを外しながら、少し上方向に引っ張ってドアパネルを外す
ドアハンドルを外す
ドアパネル全体が浮いたからと言って、ここで一気に引っ張ってはいけない!
ドアハンドルを外さなければならない
多くの場合は、ドアハンドルに接続されている「開閉用のワイヤー」を外すことになる
しかし、フィールダーの場合はワイヤーを外すことなく、ハンドル全体を簡単に外すことが出来る
ハンドルの上下にある固定用のツメを広げることで、ハンドル全体が外れる
一人で作業する場合は、ドアパネルを持ち上げながら行わなければならない
チョット誰かに手を貸してもらい、ドアパネルを持っていてもらえると作業は楽だ
これで「ドアの内張り外し」は完了です