自分でやっちまえ！【トヨタZCTのスピーカーを自分で交換する方法】

公開日 2019年4月21日 最終更新日 2021年2月28日

シモテンです

今回は、【カスタムスピーカーを自分で交換する方法】を紹介します

純正のスピーカーと比べると、やっぱり音のメリハリが断然違う！

ドライブも一段と楽しくなる

自分でやっちまえ！【トヨタZCTのスピーカーを自分で交換する】 

その昔、スターレットやランサーEXが走り回り、パワー競争に凌ぎを削っていたころ、3wayスピーカーをリアウィンド越しに発光させるのが流行っていた

現在、カースピーカーはドアの内側などに収まり、余り強調されることは無いかもしれない

しかし、純正スピーカーを取り外して交換してみれば、その音質の違いはハッキリすると思う

メリハリの効いたクリアな音質と重低音の響きは、音に全くうるさくない私にも純正スピーカーのと違いが分かるほどだ

では、純正スピーカーを「クラリオン」の３ＷＡＹスピーカーに交換してみる

ドアパネルの取り外し

ZCTの場合、前後のドア内部に各スピーカーが内蔵されている

一部車両やトラック等ではダッシュボード内にスピーカーが設置されていることもある

まずはドアパネルを取り外す

目隠しカバーやドアノブの内側、ドアポケットの底等に見えないように隠されているネジを取り外す

確実に全てを取り外し、無理に引っ張ったりして破損しないように注意する

ネジを全て外したら、ドアパネル全体を固定しているクリップを外す

ドアパネルとドア本体の間にハンドリムーバーを差し込んで全てクリップを外す

ドアパネルを上方に持ち上げると外れるのだが、ドア開閉用ワイヤーやパワーウィンドスイッチの配線が繋がっているので、それらも確実に外す

これでドアパネルは外れる

ドアパネルの取り外し方の詳細はこちら⇓

純正スピーカーの取り外し

ZCTの純正スピーカーは通常のネジやボルトで固定されている訳ではない

交換する者はいないだろう、とでも言わんばかりのリベット固定がされている

このハメ殺しのリベットで固定されている純正スピーカーを取り外すには、このリベットを破壊するしか方法が無さそうだ

電気ドリルを使用して、リベットを削り、貫通させて破壊した

スピーカーの配線端子を外して、純正スピーカーを取り外す

水滴避けと吸音スポンジ

ドア内側には雨や雪などにより多少の水滴が侵入する

その水滴からスピーカーを保護する必要がある

その為に、アルミ板を加工してドア内側上部に水滴避け用の「ひさし」を取り付けた

また、余計な音の跳ね返りを軽減する為にスピーカー背面の位置にあたるドア鉄板部分に吸音効果のあるスポンジを張り付けた

バッフルボードを取り付ける

スピーカーを取り付ける土台であり、スペーサーの役目を担うのがバッフルボードだ

インナーバッフルとも呼ばれている

素材は様々な木材やプラスチックが使われている

多く採用されているのは加工のし易い「MDF」ボードだ

ドアの形状は車種別で違うために、各々の車種別に適合した専用のバッフルボードが各スピーカーメーカー等から販売されている

しかし、マイナーな車種には採算性の低さから設定はない

勿論、ZCTにも専用バッフルボードは無い

販売されていない車種には、幅広い車種に適合させる為に販売されているドーナッツ状の「汎用リングバッフル」で対応する

ymshop インナーバッフル自作用MDF板17cmスピーカー用

しかし、スピーカーの中心点がバッフルボード取り付けネジの中心からズレているZCTの場合は「汎用リングバッフル」さえも使い難い

バッフルボードをDIYで作製することにする

外した純正スピーカーの裏側をトレースして、バッフルボードの外形とネジ穴の位置、スピーカー取り付けスペースの型紙を作る

スピーカー取り付けネジを打ち込んだ時にドアパネルと干渉しない厚みのMDFボード(ZCTの場合は12mm)を用意する

MDFボードに型紙を転写し、電動ジグソーで切り抜く

MDFボードは水分に弱いので、塗料を塗る等して防水加工をしておく

ボード取り付け穴はリベット止めだったので、ボルトとナット止めに変更する

ドアの内側に手を入れて小さなワッシャーとナットを固定するのには苦労した

何度かワッシャーを内側に落としてしまい、マグネットキャッチャーで回収することになった

スピーカーの取り付け

配線を接続する

接続部分の端子形状が純正とは違うので直接「はんだ付け」した

スピーカー外周の適所３箇所以上をビスでバッフルボードに固定する

スピーカー外周にスポンジを張り付け、ドアパネルとの隙間からの音漏れを防ぐ

スピーカーの固定が完了したら、音の出方を確認する

大丈夫であれば、ドアパネルを元通りに取り付け、純正スピーカーとの交換は完了だ

歯切れの良い高音と、迫力の重低音、幅広い音域でのクリアな音となった

嬉しくて、ついつい音量が大きくなってしまうのだ

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