オッサンでも出来るんだ♪
ベンチレーションホースの交換
サンデーメカニックのシモテンです
愛車と長く付き合う為には、日頃の点検、整備が欠かせない
たまにはじっくりと愛車の点検をしてみると、故障まではいかなくとも、故障に繋がる部品の不具合を見つけられることもある
今回はそんな部品の一つ、トヨタZCTのベンチレーションホースを交換した
「インジェクターを自分で交換」した時に「ベンチレーションホース」を外したことがあった
古くなってきた車にとって、経年劣化や摩耗による部品の交換は必須だ
各パーツの劣化や破損にいち早く気付いて対処していけば、最小限の出費で済ませることも出来る
特にゴム製品やプラスチック等の樹脂製パーツはヒビ割れ、亀裂、破損することが増えてくる
愛車トヨタZCTのベンチレーションホースもゴム製のパーツで、硬化と亀裂が見られたので交換することにした
ベンチレーションホースとは?
ベンチレーションホースは、エンジンで燃焼されずに燃え残ったガスを再び燃焼室へ戻すためのバイパスホースのような役割がある
ベンチレーションホースに亀裂が入り、空気が入り込んでしまうと「ハンチング」と呼ばれるアイドリング不調が起こる
現状のZCTではアイドリング不調は起こっていないが、不調になる前に交換しておく
純正品もモノタロウで部品調達
トヨタの純正部品は「トヨタ部品共販」で注文、購入することが出来る
現段階では一般人「ド素人シモテン」でも、窓口に行って注文することが出来る
但し、基本的には部品共販に在庫があるわけではないので、即購入することは出来ない
部品共販に行く時間が無かったので、今回は「モノタロウ」でネット注文して二日後には自宅に届いた
純正の品番が分かれば、購入金額は部品共販と大きく変わらないようだ
トヨタZCTのベンチレーションホースの純正品番は「12261-22050」で1410円であった
ベンチレーションホースの交換作業
では、実際のベンチレーションホースの交換方法を紹介していく
用意する工具は10mmのソケットレンチ、プライヤー、マイナスドライバー位で特別なものは無い
まずはエンジンの上に被さっている、黒いエンジンヘッドカバーを取り外す
四隅の10mmのボルト&ナットで留まっているのでソケットレンチを使って外すのだが、外れたナット類が落下しないように注意する
上手く地面まで落下すればまだ良いのだが、エンジンルーム内に留まってしまうと探して拾い上げるのに一苦労する
エンジンヘッドからエアインテークパイプ側に繋がっている黒いホースが、今回交換するベンチレーションホースだ
クリッブをプライヤーで挟んで、ホースの膨らんでいる部分から内側へずらす
エンジン側、インテークパイプ側とも接続部分は固着していたのでマイナスドライバーを差し込んで、こじるようにして少しずつホースを外していった
ホースの方は交換するので傷ついてもかまわないが、本体側に傷を付けたり破損しないように注意する
ある程度抜けてきたら、手で捻りながら引き抜いて外せる
エアインテークパイプ側は多少の弾力も残っており亀裂も無かったが、エンジン側は高熱の影響で硬化し亀裂が入っている
あとはホースの形状を確認し、向きだけ間違えずにクリッブを通して差し込めばベンチレーションホースの交換作業は完了だ
【ベンチレーションホースを自分で交換する方法 】を動画で紹介
実はもう1本、下側を通っている同じ様な黒いホースがある
恐らくこちら側もエンジン側接続部分に亀裂が入っている可能性が高い
現時点ではエンジンの調子は良く問題もないが、じっくりと点検すれば不具合が見つかるかもしれない
壊れる前に、予備整備や交換を進めることも古い車を安心して乗るためには大切な事だ
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