ブレーキパッドの点検、交換を自分で行う方法【ド素人のDIY挑戦】
サンメカshimoです
車は様々なパーツで構成されているが、安全に最も関係する部品が「ブレーキ」だ
重要なパーツだけに車検の時には必ず点検される
特に制動時に重心移動で負荷のかかる前輪には「ディスクブレーキ」が装着されている
ディスクブレーキは安定性、メンテナンス性、放熱性に優れている
今回はZCTのフロントに装着されているディスクブレーキパッドの残溝点検、交換に挑戦してみる
フロントタイヤを外す
ブレーキパットの点検、交換の為にフロントタイヤを外す
ジャッキアップ、ナットを取り外してタイヤを外す
プレーキキャリパーのナットを外すのには、レンチに力を加えるので車体が揺れる
安全のために「ジャッキスタンド」をフレーム下に設置する
タイヤの取り外し作業は以下で詳しく紹介している
タイヤ交換のやり方、自分でやってみよう – サンデーメカニックshimoのDIY
ブレーキパット残溝の簡単点検
タイヤを外すとプレーキキャリパーが現れます
進行方向を正面にするとキャリパーに開いている穴がある
これがブレーキパット残溝の点検窓だ
この点検窓の中を覗き込むとブレーキパットの消耗具合が確認できる
進行方向に真っ直ぐな状態では暗くて確認しづらいので、ハンドルを回して点検窓が外側に向くようにする
男性や力がある方は手で方向を変えることも可能だろう
スマホで撮影した画像では、かなり分かりにくいのだが、ブレーキパットの残りがどのくらいあるのかを確認することが出来る
ブレーキパットの取り外しと交換
点検窓で確認した結果、現時点ではブレーキパットの交換は必要なさそうだ
一応、ブレーキパットの交換の方法を紹介しておく
キャリパーを固定している2本のボルトは14mmのレンチで外す
固着している場合は少々力が必要だ
ボルトを外し、キャリパーを真っ直ぐ前方に引き抜いて 外す
キャリパーにはピストンを押し出す為の油圧ホースが繋がっているので負荷をかけないように注意する
流石に年期も入ってディスクローターの側面は錆びだらけだ
改めてブレーキパッドの残溝を確認すると、十分なパッドの量が残っているのがわかる
ブレーキパッドは側面方向にスライドさせるようにしてプレートと一緒に引き抜く
周辺装置の点検
交換の場合は新しいブレーキパッドと入れ替えれば済むのだが、その前に周辺の点検もしておく
ブレーキディスクの摩耗状態、傷、歪みが無いか
パッドを押し付けるピストンに傷や破損が無いか
最も気にしなければいけないのがピストンを保護しているダストカバーだ
ダストカバーはゴム製で、移動を繰り返すピストンを埃や水滴から守る役目を持つ
錆や埃でピストンが固着してブレーキがロックしたままになることも有り得る
破れていれば当然交換だ
ブレーキパッド装着
ピストン稼働部分の洗浄、グリスアップを行っておくことがベストだ
摩耗したブレーキパッドを新品に交換する場合は、押し出されたピストンを根元の位置まで押し戻さなければならない
手で押したぐらいでは戻らないので、専用のピストン戻し工具(ディスクブレーキセパレーター)を使用する
持ち合わせのないド素人のサンメカshimoは、どうするかというと
交換前の古いパッドを挟み、バールなどを差し込み「てこの原理」で広げる
ブレーキキャリパーを持ちながら、もう片方の手で広げるので力のいる作業ではある
ブレーキパッドに被さるプレート等は放熱効果などの機能があるので、方向を間違えずに忘れずに装着する
パーツクリーナーを使って再利用する部品は洗浄しておく
しっかり2本のボルトを締め付け、ブレーキホースの液漏れが無いかを確認してブレーキパッドの交換作業は完了だ
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by サンデーメカニックshimo
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