シモテンです
国内の自動車メーカーが、新型コロナウイルスの影響で次々と工場での生産停止をせざるを得ない状況になっている
1日に生産停止が決まったスバルの主力2工場がある群馬県太田市では市長が「太田の街が死んじゃう」と話すなど、悲痛な声も上がっている
ランボルギーニがマスクを生産
そんな中、あのイタリアの名門「ランボルギーニ」がマスクの生産を始めたとの記事が新聞に掲載された
「ランボルギーニ」と言えばスーパーカーブームを巻き起こした「カウンタック」を筆頭にアラフィフおっさん世代にとっては憧れの車だ
シンボルマークである「猛牛」を胸に付けた従業員がマスクを作っている画像も記事には添えられていた
生産されたマスクにランボルギーニのロゴは入っていない、とは思うがオレンジ色のマスクがランボルギーニらしい
医療従事者向けに、一日に1000枚を生産し病院に寄付される
GMでもマスク生産開始
更にGMもマスクの生産を開始し、4月間上旬には20000枚を出荷予定、その後フル稼働すれば毎日50000枚の生産が可能となる
日本では異業種のシャープが出荷を
日本のスバルや三菱だって、決して技術的には負けるものではない
自動車メーカーではないが電気機器メーカーの「シャープ」は異業種であるマスクの生産を始め、日量150000枚を政府向けではあるが出荷を開始している
液晶テレビの減産で空きが出来たクリーンルームの存在等、自動車メーカーとは様々な条件の違いはあるが、今自分たちに出来ることを実行している企業の姿勢は注目されている
更には「アイリスオーヤマ」もマスクの生産を発表している
異業種の製品を作る事が難しいのは、素人でも想像出来る
しかしランボルギーニやシャープのように、日本の生産停止中の自動車メーカーが生産したマスクが店頭に並べば、どれ程不安が和らぐだろうかと期待してみたくもなる
ここへ来て、ようやく日産自動車やホンダが医療従事者の顔を覆うフェースシールドの生産を米国で始めた
トヨタでは米国の人工呼吸器の部品増産や物流を支援する
何故か米国から始まったようだが、日本でもお願いしたいと思うところだ
アベノマスク
政府は一世帯当たり2枚の布製マスクを配布する
誰が言い始めたのか「アベノマスク」
まぁ、呼び方はどうでも良いのだが、当然のことながら賛否両論だ
そんな物、たった2枚貰ったってしょうが無いとか、布製は編み目が大きくて役に立たないとか、他へ回せ等々
立場が変われば、当然反応も違うので反対意見も仕方の無い事だ
でもね、1枚もマスクを手に入れられない人だっているんだよ
朝から並べる様な人たちばかりじゃない、困っている人達が沢山いる
要らないならば、近所の高齢者にあげて欲しい
しかし布製マスクは、編み目がウイルスよりも大きい事は事実だ
マスクの間にキッチンペーパー等を挟んで、フィルターのように交換できるような工夫が出来れば、効果を高めることが出来ると素人のシモテンも思うのだ
今出来ることをやろう
マスクを「24時間体制で作っている」「通常の何倍で作っている」なんてインタビューも見たが、作ったマスクはその後一体何処へ行ってしまうのか!?マスクが店頭に並ぶ気配は一向になく、「マスクの入荷はありません」の貼り紙も既に色褪せて丸まってきている
開店前の薬局前には相変わらずの人の行列が出来ており、際限ない需要が続き品不足が止まらない
加えて、危機的状況に追い詰められつつあるアメリカが世界のマスクを買い占めに走っている状況もある
今日は愚痴にもなってしまったが、片付けでも、親子のコミュニケーションでも、料理でもDIYでも今出来ることをやろうかと、ランボルギーニがマスクを作っているのを知ってオッサンは思ったのだ
いつも貴重な時間を付き合って頂いている読者の皆様方、ありがとうございます!