貧困の差が成績に影響する
サンメカshimoです
自身の幼少期の出来事が題材と言われている「ちびまる子ちゃん」
様々な個性を持った子供たちが登場します。
中でも成績優秀なのが「花輪くん」と「城ヶ崎さん」です。
対してまる子の成績は酷いものです。
果たして、この差は能力だけのものでしょうか?
貧困の連鎖
生活が苦しい家庭の子供は勉強も苦手なことが多いようです。
生活に追われる親は、子供の勉強や日常生活にかかわる時間が確保できない状況にあります。
貧困が奪うのは学力だけではない。
教材費が払えず、その授業に参加しない。友人に家を見られたくないから、誘われても一緒に帰らない。
その結果、友人から違和感を持たれ、いじめに合い、学校に通いにくくなり、更なる学力の低下を招く悪循環。
更に、断るために嘘を重ねるうちに自尊心や自己肯定感が下がり自信を失っていく。
貧困対策法が施行されてから5年
政府は「子供の貧困対策法」や
「生活困窮者自立支援法」で
支援団体の事業費の補助をしているが、依然として深刻な状況は続いています。
NPO法人が開いている「子ども食堂」や「無料学習塾」をボランティアが支えています。
貧困の連鎖のしくみ
①貧困家庭に生まれる
②栄養が不十分で成長や健康に悪影響
生活環境の悪化、自尊心と自己肯定感が下がる
③塾にも通えず、勉強にも集中できずに学力が低下
進学や就職が不利になる
④安定した収入が得られない不安定な仕事に就職する
①その結果、貧困の家庭になり「貧困の連鎖」が繰り返される
年収により2倍の大差
17年度の全国学力テストでは、小学校6年生の算数の平均正当率は家庭の年収が
1500万円以上の子どもは59%
対して
200万円未満の子どもは36%
実に2倍近い圧倒的な大差があります。
母子家庭の平均年収は243万円です。
十分な収入を得るための長時間が、子どもと向き合う時間を奪います。
本人の努力や工夫が足りないなどと簡単には言えるものではありません。
本人の努力だけでは立ち向かえない社会構造が大きく影響を与えていることは確かなようです。
勿論、貧困の連鎖から脱出不可能と言うことではありません。
その手のハウツー本や成功体験、講演など数多くの情報は溢れています。
がんばれ、まる子!
両親は仕事で海外にいることが多く、代々仕える執事「ヒデじい」がいる花輪くん
夏休みにはグアムに行ったりしている城ヶ崎さん
片や、飲んだくれの親父ヒロシの家庭で生活する、まる子
単純に能力だけの差では無さそうです。
しかし、決して成績は優秀ではありませんが、多くの優しい大人たちに見守られているまる子ちゃんには人間的な魅力があります。がんばれ、まる子!
by サンデーメカニックshimo
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コメント
かなり小さい子供を教えていますが、一歳でももう差が。遺伝子?
それからお節介ですが塾が熟に…。
フネ (id:funenoblog)さん
御指摘、ありがとうございます!!早速訂正させて頂きました。感謝です。焦って、更新を下書きにしてしまいましたが、皆様お許し下さい。
あらあらあら!落ち着いてー…(´∀`;)
まる子って成績悪かったんですね(;’∀’)
知らなかったです。。
城ケ崎さんも知らなかった(笑)