関東のガイドブックにも余り載ることのない栃木県の中倉山
しかし、その眺望は「日本のグランドキャニオン」とも噂される山なのだ
10月下旬、快晴の中倉山を「初心者おっさんシモテンが登ってきた」後編である
【初心者ハイク:中倉山(前編)】はこちら⇩
いきなり急登!
中倉山登山口でトイレを済ませ、上り始めるとすぐにガレ場の急登が始まる
気温は12℃程だが、あっという間に体温が上昇してフリースを脱ぐ状態になる
それでも汗は止まらない感じだ
2カ所程、勾配がキツく滑りやすい場所にはロープが設置されているので、確実に登ればおっさんでも大丈夫だ
落ち着いて休めるような広いスペースは見当たらないのだが、疲れ切る前に短い休息を取りながら行くのが良さそうだ
途中で、絶好の撮影スポットである「ループの様な不思議な形をした木」が現れる
ここまで来れば一息付ける尾根までは後20分位、頑張ろう!
一度「おっ、これで急登が終わりか!?」と思う場所が有るのだが、更にもう一段の急登をすることになる
日本のグランドキャニオン
分岐点を右方向へ進み、中倉山登山道入口からおっさんの脚で登ること2時間、圧巻の景色が広がる尾根に到着だ
「なるほど、コレが日本のグランドキャニオンかッ!スゲーなぁ~」
松木川を挟んで北側に広がる茶褐色の山脈は、荒涼としたグランドキャニオンを思わせる
尾根伝いを5分も進めば遮る物のない中倉山の山頂に到着し、360度を見渡す絶景が望める
牧歌的で柔らかな稜線を挟んで対照的な山容を楽しめる素晴らしい山頂であるにもかかわらず、山頂票も無く、木の棒が1本差してあるだけだ
「中倉山」と手書きされた小さな木の札が、かろうじて山頂であることを認識させてくれる
「こんなに素晴らしい眺望の山なのに、酷い扱いだなぁ・・」
負の遺産、といったところなのだろう
孤高のブナ
しっかりと景色を目に焼き付けたところで、中倉山ハイクの見所である「孤高のブナ」へ向かう
中倉山山頂から美しい景色を見ながら稜線を10分程歩けば、「孤高のブナ」に到着する
伐採と煙害により不毛の地となった中倉山に、唯一耐え抜いて生き抜いた「軌跡のブナ」である
青空に映える勇姿は、本当に神々しい
「孤高のブナ」の元、雄大な山々を眺めながら味わう山飯は、おにぎり、インスタント雑炊、そしてスティックコーヒーだ
「やっぱ旨いなぁ~。至福の一時ってやつやなぁ~、ふぁーぁ」
中倉山の稜線はこの先、通称「波平ピーク」「沢入山」へと続くのだが、ちょっとした岩場になっていて危険を感じる道だ
一応、左側が巻き道で、右側は、落ちたら「命の保証はない」
初心者ハイクを楽しむおっさんハイカーは、ちょっと覗いて引き返した
登山のスリルはYouTubeの「麻莉亜」さんで存分に感じて、「やり夫」で笑い、「極上兄」で楽しむのが最近の「シモテンのYouTube視聴スタイルだ!」
秋のはつるべ落とし
帰りは急勾配を下るので、下りの方がケガの確立が高いことも考えて早めに下山することにした
下山ルートは、山頂を捲くルートで下る
膝にかなりの負担がかかり、更に疲労も蓄積してくるので注意はしていたのだが、足が岩に引っかかって転倒してしまった
ケガや擦り傷も追わずに、打ち身だけで済んだのだが不幸中の幸いであった
山頂から登山口までの下り所要時間は1時間40分かかり、登山口に到着した時刻は14:20であった
トイレを済ませ銅親水公園までは約40分で、車が停めてある駐車場に帰って来たのは15:20分頃
「秋の日はつるべ落とし」という位日が短いので、ゆとりを持った時間で良かった
ヤマップの登山データ
合計時間:7時間12分(登山口で計測終了)・休憩時間:2時間14分
距離:7.4km 上り835m / 下り687m(登山口で計測終了したため)
スタート時刻7:13 ⇨ ゴール時刻15:20頃 (合計時間:約8時間)
ヤマップデータでは休憩時間が2時間14分と、かなり休憩したように思えるが「そんなには休んでないだろう」というのが実感だ
「まぁ、それくらい中倉山の景色が良かったと言うことだね」
動画:初心者ハイク【中倉山 THE MOVIE】 孤高のブナを仰げ!
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