公開日 2023年10月13日 最終更新日 2023年10月20日
シモテンです
今年2023年の夏は、念願だった「涸沢ヒュッテ」に泊まってきました
上高地から涸沢ヒュッテがある涸沢カールまでは距離にして17Km程、標準タイムは6、7時間と言われている
カールとは、「氷河が流れ下る時、その圧力によって岩盤が削られてできるU字状の地形」だそうだ
いつもは距離の短い低山しか登らない「おっさんハイカー」家族が無事にたどり着けるのか?
不安を抱きながらも、絶景が待つ誘惑に涸沢ヒュッテを予約して、いざ出発です
さわんど駐車場へ
長野県松本市安曇にある穂高連峰に囲まれた涸沢ヒュッテ
涸沢ヒュッテへの起点となる上高地へは、環境保護の為にマイカー乗り入れが規制されている
マイカー利用の場合は、平湯駐車場(岐阜県高山市)または、沢渡駐車場(長野県松本市)に車を停める事になる
そこからは、シャトルバスやタクシーで大正池や上高地へ向かうのだ
さわんど駐車場から上高地までのシャトルバスの運賃は、往復で大人2400円、小人1300円で約30分だ
シモテンは中央自動車道の松本ICを降りて、国道158号線を通り、午前2時に沢渡バスターミナルに近い、さわんど第3駐車場に車を停めた
なにしろ初めての涸沢なので、「駐車場が満車になるんじゃないか?」という不安と朝一でのスタートを考えて、深夜に到着することにしたのだ
8月末の平日深夜であったが、さわんど第3駐車場は8割以上は埋まっていた
上高地バスターミナルへ
この日の沢渡バスターミナルからのシャトルバス始発時刻は午前6時だった
季節や曜日によって違う始発時刻は「アルピコ交通」のHPから時刻表が確認できる
バスターミナル内の券売機で往復の乗車券を購入し、6時30分発のシャトルバスに乗り込み上高地へ出発です
一般車両の乗り入れが規制されている上高地公園線の入口である「釜トンネル」、「上高地トンネル」を抜けると更に深く大自然の中に来た実感が広がる
20頭以上のサルの群れはバスを気にする様子もなく、悠々と道端で寛いでいた
樹々の間から見える水晶色の大正池を通過し、上高地帝国ホテルの緑の山々など車窓の景色を楽しみながら30分で「上高地バスターミナル」に到着します
上高地・河童橋
7:20、上高地バスターミナルでトイレと身支度を整えて、いざ、涸沢へ向かって出発です
上高地より上部のトイレは1回100円のチップ制トイレとなっています
涸沢カールへの長い道のりの中で休憩ポイントとなる「河童橋」「明神館」「徳澤園」「横尾」にはチップ制トイレと水場があるので安心だ
涸沢メインルートの各ポイントへの標準的所要時間は
上高地⇨60(分)⇨明神⇨60⇨徳沢⇨60⇨横尾⇨60⇨本谷橋⇨120⇨涸沢
合計時間は6時間となっているが、私のような初心者の場合には休憩時間や食事などの時間を考慮しなければならない
まず最初に目指す「明神館」までは、美しい樹林帯の中の平坦な道が続く
上高地バスターミナルから5分ほどで、もっとも有名な「河童橋」に到着する
早朝にも関わらず、多くの観光客や登山者、ハイカーなどで賑わっていた
ホテルやグルメも充実していて、河童橋周辺をゆっくりと散策するだけでも自然を満喫することが出来る
上高地の清水川では、透き通った清流に揺らめく水草を多くの人がカメラに収めていた
明神へ
小梨平キャンプ場の中を通り、左手にエメラルドグリーンの梓川(あずさがわ)、明神岳を眺めながら約60分で明神館に8:20到着
明神館の脇からは「明神橋」へと続く道があるので、少しだけ足を伸ばして行ってみた
河童橋ほど有名ではないが、明神岳をまっすぐに望む明神橋は格好いい
更に先には「明神池」もあるのだが、こちらは拝観料を払ってゆっくり見る予定はなかったので、涸沢へのルートへ引き返した
まだ、それ程疲れてはいなかった為、明神で水分補給だけをして次なる目的地「徳澤園」を目指す
徳澤園でソフトクリームを食べるのが楽しみなんだよなぁ♪