無人精米所の利用方法
サンメカshimoです
知り合いの方から、「新米が入ったからどうですか」との連絡がありました。
以前に頼んだことがあり、とても美味しかったし、今回も手頃な価格だったので30kgを頼んだ。車で取りに行ったのですが、30kgはちょっと重たかった。
だだ、前回と違ったのは「玄米」だったことです。
精米したての美味しいお米を食べることが出来るのはうれしいかぎりだが、ウチは米屋ではないしマイ精米機も無い普通の家庭です。
どこかで見かけたことがあるな、程度の認識しかない無人精米所に初めて行くことになりました。
30kgを全部持っていくのは重たいから、大体1/3程度(約10kg)袋に入れて持っていけば、重たくもなく丁度良いかと思い、玄米を別の袋に入れて精米所に行くことにした。
無人精米所はどこにある?
普段意識することのなかった無人精米所は、どこかで見たことはあるが、すぐには思い出せない。知り合いは「JA農協とかにあるんじゃない」と言っていた
そうか、農作物と言えばJA農協だな。
早速、車を走らせ近くにあるJAに行ってみた。
しかし、無い!
JA農協なのに無い!何故!
あったと思ったらATMコーナーの明かりだった・・・
JAだからといって、必ずしも精米所があるわけではなかったのだ。
やっと思い出した精米所は、少し離れているが仕方なく向かうことにした。
コンイ精米所(無人精米所)を検索出来るサイトもあったのだ。
コインしか使えない
やっと到着した無人精米所。
夕闇に看板がひときわ強い光を放っていました。料金設定も分からぬまま出発したので、取り合えず千円札を入れた財布と玄米を持って無人精米所の中へ。
ど素人なので説明を読んだり、手間取って時間がかかる為、誰もいないことに安堵しました。
軽く使い方を見て、スタート!
まずは玄米を、玄米投入口に入れる
次に、投入した玄米の量に応じた料金を払う。
大体10kg位だから取り合えず料金は200円で千円札を入れる・・・
しかし、無い!
札の投入口が無い!何故!
100円玉しか使えんのかい!
しかもこんな時に限って財布の中には肝心の100円玉が一つも無い。
慌てて車に行き、車内にあった100円玉2枚を掴み精米所に戻った。
カードやスマホで「ピッ!」と支払える時代でも、こんな機械もあったんだ。
精米スタート
100円玉も用意できたところで、ようやく精米にかかります。
コイン投入口に10kg分の200円を入れます。
右側の玄米投入口に玄米を投入します。新しい空袋を持って来ていないので、入っていた米袋の中の玄米を一粒も残さない、位の気持ちで全部入れました。
好みの白さボタンを選択します。初心者の私は、詳しい出来上がり具合がわからないので、取り敢えず一番良さそうな「ヌカ切れ抜群!クリーン白米」を選択しました。
「白さ選択ボタン」を押すと精米が始まります。
真ん中の精米出口から綺麗に精米されたお米がどんどん落ちてきますが、右下にあるペダルを踏まない限りお米は落ちてこないので、慌てる必要はありません。
空袋を精米出口の下にセットします。量が多い時は、受け皿が一杯になって溢れる前にペダルを踏んで、袋に落としていく必要があります。
精米が終わると機械が自動停止しますので、ペダルを踏んで受け皿の白米も残すことなく全て袋に入れます。
キャンセル出来ない
これで終了かと思いきや、精米機が何か言っている。
どうやら「玄米が機械の中にまだ残っているから不足金を投入して下さい」という事らしい。
そうです、測りもしないで適当に持ってきた玄米は10kgを若干超えていたのです。残りはホンの僅かなはずだ、5kgなんて有るわけ無い。
残り1kg位の為に5kg分払うことはモッタイナイ
家にはまだ玄米が残っているし、場所もやり方も分かったから次回一緒に精米すればいいや。今日は残りを持って帰ろう。
残っている玄米の返却口はどこかなぁ?返却ボタンはどれかなぁ?
・・・・ん!
しかし、無い!
返却口も返却ボタンも無い!何故!
キャンセル出来んのかい!
渋々100円玉を車に取りに行き、「不足しています」のランプが点滅している料金投入口に100円玉を入れて精米を再開。
白米が再び出始めたものの、案の定すぐに何も出てこなくなりました。機械の動作音だけが狭い無人精米所の中で、そして私の頭の中でMRIの共鳴音のように暫く鳴り響いていました。
何事も経験です。この努力が白く輝く美味しいご飯の隠し味になっていることは誰も知ることはないでしょう、私以外は
いやぁー、回りに誰もいなくて良かった
by サンデーメカニックshimo