煽り運転を誘発するドライバー
シモテンです
毎朝、通勤ラッシュで思うことがある
駅のホームを移動する時、エスカレーターに乗る時、人の前に横から割り込んで入ってくる奴がいる
多くの人々が利用しているのだから、譲り合って合流いくのは当然だ
しかし、中には後ろの人をまったく気にせず、急に進路を変えて列に入ってくる奴がいる
結構な確率で、割り込んでくる奴の靴の踵を踏んづけることになる
これは、割り込んだ奴との距離が無くなったこと、そして歩行速度の差であり、人の流れに乗れていない事が関係していると思われる
「すみません」
一応、言っておくのが礼儀だ
きっかけは些細なこと
自分では、ごく一般的なドライバーだと思っている
常に煽り運転を繰り返すような「オラオラ系」でも、なんでもない
しかし、そんな普通のドライバーでもイラっとしてしまう事が度々起こる
狭い隙間に割り込み
片側二車線の幹線道路
俺は前車に追従するように中央車線を走っていた
表現が面倒なので、
前車を仮に「ヨッシー」としておこう
勿論、ヨッシーとの車間距離はそれなりに空けてある
車の流れも良く、ヨッシーの前方、そして俺の後方はかなり距離が空いていた
すると左側車線前方を走っていた車「クッパ」が、右にウインカーを出してきた
しかしクッパのスピードは、私とヨッシーよりも遅い
状況からすれば、、私の後方は空いているのだから、速度の早いヨッシーと私をやり過ごしてから車線変更すれば良いのではないか
ところがクッパは、遅いスピードのまま進路変更を始め、ヨッシーと俺の間に車を寄せてきた
「なぜ!この狭い隙間に割り込んでくる!?」
一瞬のうちに様々な可能性に思いを巡らせる
左側車線も空いていて渋滞対策をする必要は無い状況だ
最も考えられるのは、何らかの事情で直近の交差点を右折することだ
この場合、多少タイミングが悪くても早々に中央車線に移動しなければ曲がれなくなってしまう
俺はブレーキを踏みヨッシーとの車間を広げ、クッパを前に入れた
体を斜めにしながら気だるそうに運転する中年のクッパは、定番の「ハザードランプ」も点滅させることは無かったが、別にそれほど何の感情も湧かない
「直ぐに曲がっていくだろう」
と漠然と思っただけだ
徐々にイラっと
だが、ここからが徐々にイラっとし始めるところだ
前車が「ピーチ姫」や「サザエさん」、または「亀仙人」であれば話は違ってきただろう
クッパは直近の信号を直進していく
「ん、右折しないのか!?
まぁ、少しだけ余裕を持って準備したのかもな」
次の信号でも、その次の信号でも曲がる気配は無い
「何故、わざわざ強引に割り込んできた?」
この時点で、レベルメーターはイエローが点灯し始める
いつしか後続の集団に追い付かれ、法定速度よりも低速で走行するクッパと追従する俺の車を左側から追い抜き始めた
開く前車との距離
ヨッシーとの距離は広がり続け、左から追い抜いた車がクッパの前に入り始める
1台クッパの前に入っていく度に俺のレベルメーターが上昇していく
俺の車はクッパとの距離を詰め、タイヤ一本分横にズレていた
業を煮やして
「俺も左側へ移動してクッパをパスしようか」
とも思ったが、ここで冷静にならなければ負けだ
今やドライブレコーダーの普及率は相当なものだ
ギリギリのところで、ナンとか踏ん張る
自分だけ行く
信号の代わり際、黄色信号から赤になる瞬間にクッパは加速し、交差点に進入していく
交差点を加速しながら越えていくクッパがミラー越しに、赤信号で停車する俺をチラッと見た
その目が、少し愉快そうに見えたのは俺の思い過ごしか
レベルメーターはレッドゾーンに達し、ハンドルに拳を叩きつけた(優しく♪)
「自分だけ行く、ってか!」
横断歩道を渡る子供、親と同世代の高齢者、働くお姉ちゃん達を眺めながら「ミネラルウォーター」を喉に流し込み「クールミントタブレット」を口に放り込む
リスタートの信号が青にかわった
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