公開日 2022年3月8日 最終更新日 2022年3月19日
シモテンです
今回「トヨタの最先端デジタルアウターミラー装着のレクサスを街中で見た」
仕事で運転中に、前を走る高級車「レクサス」に違和感を感じた
「何か変だなぁ」
改めて眺めてみると
「バックミラーが超細い、と言うかミラーじゃない!」
今までに見たこと無いような、細長い棒のような物が取り付けてある
「何だアレ」
最先端・デジタルアウターミラー
これはトヨタの最先端装備の「デジタルアウターミラー」だ
2018年、量販車としては世界初の採用であった
出典:ベストカーweb
サイドミラーの位置にウインカー付き、デジタルカメラ内蔵のユニットを取り付けて、映像を車内のモニターに映している
車内の5インチモニターは左右のAピラーに設置される
オプション設定で価格は約21万円
出典:ベストカーweb
色々な機能
ウインカーを出した時に画像が広角に切り替わり、より広い範囲を確認できるようになっている
後退時には駐車線が見えやすいように下方を広く映すように切り替わる
夜間は従来のミラーを目視するよりも、断然明るくハッキリとした映像が映し出される
最新装備だけあって、様々な機能が詰め込まれている
装着車は少ない
だが、私自身はデジタルアウターミラー装着車が走行しているところを見たことが無かった
「何だアレ!」となる人も多いのではないだろうか
資料では、発売から2年間で販売されたのは2300台分と少ない
理由は、いくつかあるようだ
デジタルミラー自体が小さい為に、車幅の間隔が掴み辛いようだ
狭い道を走行する時にミラーの先端が基準になるのだが、それが小さい故に視認し辛いのだ
また、目視する室内のモニターと、実際にある車外のカメラの位置は違うので距離感を掴むのに慣れが必要だ
長年サイドミラーに慣れてきたドライバー達にとっては不安なところだろう
ぱっと見た瞬間に「いつもの場所にあるはずの物が無いこと」に違和感があるのだ
更にオプション設定で20万円という価格の高さも、気軽に装備出来ない理由である
今は、余り普及していないデジタルアウターミラーだが、これからやって来る自動運転には必要な技術なのだ
事実「ホンダe」にデジタルカメラ付きのサイドミラーが装着されて登場してきた
出典:ホンダ公式サイト
少なくとも「老眼」が進んでいる私のようなオッサンには、前方の景色から近くのモニターに瞬時にピントを合わせることが難しくなってきている
もしかしたら、レクサスに乗るようなオジサンではく、スマホやオンラインゲームを使いこなす「これからの世代」にこそ受け入れられる装備ではないたろうか
そういう若い世代が購入出来る大衆車への装備や価格設定が出来れば、普及も進むかもしれない