棟板金の釘浮きをDIYで修理する
サンメカshimoです
皆さん、自分で屋根を点検することはあるでしょうか?
水漏れでもしない限り、意識することすら無いかもしれません
勿論、屋根の頂上にある棟板金の釘浮きなど気にした事もない
そんな私が職人さんのサポートを受け屋根に登る機会を得た
そこで棟板金の釘浮きを自分で修理してみた
棟板金
スレートやコロニアル屋根の頂上を留めているのが「棟板金」だ
棟板金は屋根の頂上だけでなく、側面にも設置されておりスレート屋根を押さえる役目もあるようだ
屋根の最上部にあるので、私のようなド素人が普段間近に見ることは出来ない
棟板金の釘浮きを発見
実際に触ってみるとプレハブに使われているような薄い金属の板だ
屋根の「ひび割れ補修」をした時に棟板金に打ち込まれている釘が、浮いて飛び出ているのが目に入った
釘浮きは数十ヵ所で見つかった
せっかく屋根に上がれる状態なので、棟板金の補修をDIYしてみる
釘浮きの原因
気温の寒暖差や振動、強風等の影響により棟板金には様々な力が加わる
当然、棟板金を停めている釘にも力が加わり、釘浮きや抜けが生じる
更に棟板金の下地である木下地の腐食によって釘が抜けてしまうこともある
こうなってしまうと、棟板金を剥がして木下地を交換することになってしまう
使用されている釘
棟板金から飛び出た浮き釘を手で引っ張ったが抜けない
ペンチで引っ張っても、そう簡単には引き抜くことは出来なかった
釘抜きでテコを使って抜くことも出来るが、棟板金を凹ませてしまう
ペンチで結構な力を入れて、ようやく釘が外れる
スッポ抜けは転落に繋がるので十分に注意が必要だ
棟板金に使われている釘は「スクリュー釘」と呼ばれる抜けにくい釘だ
しかし、それでも釘浮きは起こる
浮き釘を打ち替える
棟板金に打ち込まれている全ての釘を打ち替えることは可能ではある
しかし、本職ではないド素人が隙間時間で作業するには、時間の制約がある
今回は、浮き釘の状態を見ながら必要そうな箇所を打ち替えた
使用したのは30mmのステンレスねじだ
ステンレスねじが絶対に錆びない訳ではないが、雨ざらしになるだけに最低限の配慮をした
打ち替えをした後、塗装やシーリングなどの処理を施せば更に完璧だろう
約40本のステンレスねじを打ち替えたところで時間切れ
数本残った少しの釘浮きはハンマーで打ち込んでおいた
近年は台風や異常気象が頻発している
棟板金の釘浮きを放置しておくと、そこから雨が侵入して下地の木を腐らせてしまう
釘が利かなくなった棟板金は台風などの強風で浮き上がり、剥がれて飛んで行ってしまうこともある
今回は全ての釘をステンレスねじに打ち替えることは出来なかったが、ド素人DIYとしては自己満足出来る棟板金の釘浮き修復、打ち替えだった
少しは耐性が向上し、家の長持ちに貢献出来たのではないだろうか
屋根頂点の棟板金が見えるわけではないが、青空と一緒にご自宅の屋根を意識して見上げてみて欲しい
なにか発見出来るかもしない!?
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by サンデーメカニックshimo
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