公開日 2022年1月2日 最終更新日 2024年1月11日
取り付けられますか?タイヤチェーン
シモテンです
予想外の大雪が急に降って、交通機関が大混乱する事態が近年は多発しています
対策として国土交通省は大雪が予想される一部区間で、タイヤチェーンの装着義務化しました
しかし、タイヤチェーンを実際に取り付けた経験がない方も多いのではないだろうか
今回は、そんな未経験の方に「非金属タイヤチェーンの装着方法」を紹介します
スタッドレスタイヤの装着にプラスしてチェーンを装着すれば、雪道でも心強い
東京都の滑り止めルール
東京都の場合は「東京都道路交通規則第8条第6号」で以下のように決められているのだ
積雪又は凍結により明らかにすべると認められる状態にある道路において、自動車又は原動機付自転車を運転するときは、タイヤチェーンを取り付ける等してすべり止めの措置を講ずること。
その他の道府県でも違反した場合は大型車は7000円、普通車は6000円、自動二輪車は6000円、原動機付自転車は5000円の反則金が課されることになっている
事前の練習は必要
実際にタイヤチェーンを装着する必要がある状況では、雪が降り積もり、凍える手で寒風に耐えながらの作業が予想されます
少しでも安全、確実に、そして迅速にチェーンを装着する為にも、事前に装着の練習をしておくことが大切です
今回はゴムチェーンとして一世を風靡した非金属チェーンである「サイルチェーン」の取り付けを行います
このチェーンは残念ながら現在は販売終了しましたが、氷上性能は高く、メーカー純正としても取り扱われていました
ゴムチェーンの取り付け方法
サイルチェーンには左右の区別はありませんので、どちらに装着しても大丈夫です
愛車のZCTは前輪駆動車(FF)なので、駆動する前輪にチェーンを取り付けます
装着タイヤサイズに適合した品番を確認してください
チェーンを被せる
接続バックル部を内側にして、タイヤを覆うようにチェーンを被せます
反対側のタイヤにも同じようにチェーンを被せて、左右両輪の取り付け作業を進めると効率よく出来ます
車をバックさせる
付属のゴムバンドで、チェーンがズレないように仮止めします
この時、内側にあるプラスチックの接続バックルをタイヤが踏まない位地にあることを確認します
反対側も同じように仮止めしておきます
車をゆっくり後退させて、タイヤの裏側に手が入れやすく隙間の広い場所に、タイヤチェーンの端が来るようにします
内側の接続バックルをはめる
ゴムバンドを一度外し、タイヤチェーン全体をタイヤの内側へ落とし込む
チェーンの端にある接続バックルを「カチッ」と音がするまで差し込んではめる
隙間の広い位置でバックルをはめるのですが、それでも両手は入り辛いので片手ではめられるように予め練習しておくと楽です
内側を留めているのは、このバックルだけですので確実に接続されていることが重要です
外側のバンドを留めていく
チェーンの端の外側部分にある「フック」を引っ掛けて両端をつなぎます
タイヤチェーン全体をタイヤ外側へ引っ張り出す
ゴムバンドはチェーンを接続した 部分のフックから取り付け始めます
その後、対角線上にバンドをフックに引っ掛けていきます
すべてのフックにバンドをかけたら、二本目のバンドも同じようにチェーンの端の部分からすべてのフックにかけます
次に、放射線状の「アタッチメント」をチェーン両端のフックの間を通して、対角線上にフックに取り付けていく
ハンドヘルパーの使い方
すべてのフックに「ゴムバンド」と「アタッチメント」をかけるのですが、引張りが徐々にキツくなってきますので付属の「バンドヘルパー」を使用すると楽にはめることが出来ます
バンドヘルパーは裏向きで使用します
一つ穴は一本目のゴムバンド、二股部分は二本目、アタッチメント取り付け時にテコの原理で引っ張ってフックにはめます
確認
アタッチメントの中心円がホイールの同心円上に均等に張られているか確認します
ある程度のズレは走行しているうちに直ってきますが、あまりにもズレている時にはやり直してください
非金属チェーンは、様々なメーカーから販売されているのでそれぞれ取り付け方も違います
また、もっと簡単に装着できる「布製」のタイプも軽くて扱いやすく、人気が出ている
いずれにしても、事前に実車への取り付け練習は必要です
タイヤチェーン装着走行時は、くれぐれもスピードは控えめに安全運転で!
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