【初心者ハイク:大菩薩嶺-後編】おっさんでも楽しめる日本百名山の日帰り登山

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公開日 2022年10月12日 最終更新日 2022年10月15日

【日本百名山:大菩薩嶺の初心者ハイク】ー後編ー

百名山である大菩薩嶺、大菩薩峠に、初心者おっさんハイカーが日帰り登山に挑戦してきました

今回は【初心者ハイク・大菩薩嶺-後編】として雷岩から大菩薩嶺稜線ハイク大菩薩峠、そしてゴール地点である上日川峠駐車場までの紹介である

【大菩薩嶺-前編】はこちら

大菩薩嶺はすぐそこ

唐松尾根の急登を終え、雷岩でガスの切れ間からの眺望を楽しみながら一休み

雷岩から大菩薩嶺頂上までは、おっさんも安心の10分である

「おぅ、すぐそこじゃないか。イイねぇ」

道標に従って樹林の中を進む道は勾配も緩く、楽に標高2057mの大菩薩嶺頂上まで辿り着ける

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大菩薩嶺

噂通りに「木々に囲まれて眺望のない」山頂であるが、頂上に登ったという満足感を得て13時に雷岩へ戻ってきた

本当は雷岩で昼食を食べる予定にしていたが、途中の談合坂で「ガッツリ」飯を食ってきたので腹が減っていない

「取り敢えずチョコレートでも食べて、飯は大菩薩峠で食べようか」

60分の稜線歩き

稜線を越えてくるガスは濃くなってきたが、その切れ間から見える大菩薩湖を右手に、涼しくて快適な稜線歩きを楽しむことが出来た

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稜線の道は基本的に砂利道で歩きやすいのだが、下りでは滑り易く小股で歩く

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また、急な下りの岩場も何個所か出てくる

「自分の体力を過信するのが怪我の元!おっさんは安全第一、怪我せず楽しくいくのさ」

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岩場は滑落注意

時折ガスで真っ白になる稜線歩きも、「雲の中にいるんだなぁ」と思うと、なんだか不思議な感覚になる

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「親不知の頭」を越え、避難小屋がある「賽の河原」を過ぎて「大菩薩峠」に到着だ

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賽の河原 避難小屋

雷岩から大菩薩峠まで、おっさんの脚で約60分の楽しい時間だった

「稜線歩きは、ホント気持ちイイよなぁ~。もうちょっと歩きたいねぇ」



大菩薩峠

14:00、大菩薩峠(標高:1897m)に到着

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大菩薩峠

上日川峠からスタートして、おっさんのゆっくりペースで3時間

大菩薩峠には「介山荘」という山小屋があり、隣にはトイレもある

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介山荘

介山荘は、平日だったからか、時間が遅かったからか分からないが、残念ながら営業していなかった

トイレは非常に綺麗に保たれていて、トイレットペーパーもちゃんと用意されている

「誰が用意してくれてるんだろう。お陰で快適な登山ができます!ありがたやぁ」

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休憩スペース トイレあり

休憩小屋で、持ってきた「おにぎり」と「サンドイッチ」を食べてエネルギーチャージだ

大菩薩峠で食事休憩を30分とり、14:50後ろ髪を引かれる思いで下山を始める

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下山コースで野生に出会う

下山コースはいくつかあるのだが、今回は出発の遅れもあって、トイレ横から最短ルートで「上日川峠」駐車場を目指す

大菩薩峠から福ちゃん荘への下山コースは、笹原の中を通る広くて歩きやすい道だ

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「笹の葉サラサラ」を眺めながら下っていると、木立の間に何やら動く物が

「んっ、なんかいるぞ!?」

笹原の中をゆっくりと進んでいたのは「野生のカモシカ」だ

※カモシカではなく、普通のシカでした

愛くるしい目と白いお尻が可愛らしい

思わず脚を止めてスマホで撮影していると、もう1頭、視界に入ってきた

今度は立派な角が誇らしげな牡のシカである

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「きっと2頭は夫婦だなぁ」

「野生動物との出逢い」が、大菩薩嶺ハイクでの思い出を印象深くしてくれた

大菩薩峠の「介山荘」から下山を始めて45分、15:30に福ちゃん荘に到着

そこから舗装された山道を15分下り、上日川峠のロッジ長兵衛に下山

「15:50、上日川峠に無事到着。おつかれ山!」

駐車場は空っぽだぁ

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みんな帰ってしまった



初心者でも楽しめる百名山

11時という驚くべき遅い時間にスタートし、尚且つ天候にもそれ程恵まれたとは言えなかった今回の大菩薩嶺の初心者ハイク

しかし、スタート地点の上日川峠が標高1600mと高い位置であり、山頂までの標高差は545mと「初心者ハイカーのおっさん」にも安心して登れる山であった

山頂付近はガスっていたが、風も穏やかで、9月末という爽やかな気候が登山を快適なものにしてくれた

大菩薩嶺~大菩薩峠は「唐松」「岩場」「稜線」「高原植物」「笹原」「野生動物との出会い」等、変化に富んだ自然を楽しむことが出来る

これからの晴れた紅葉シーズンには是非とも訪れてほしい「初心者ハイカー」のおっさんがお勧めの百名山であった




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