公開日 2023年10月24日 最終更新日 2023年11月10日
上高地から念願の涸沢カールまで8時間30分かけて登ってきた
重い体を持ち上げるようにして一歩一歩進んできた辛さも疲れも、目的地である涸沢ヒュッテに辿り着いた途端に達成感が吹き消してくれた
何はともあれ至福の一杯
涸沢ヒュッテに辿り着き、絶景が待ちきれなくて受付も忘れ、そのまま展望デッキへ直行
穂高連邦に囲まれた雄大な景色に圧倒された
デッキでは沢山の人達か寛ぎ、談笑している
空いているテーブルを見つけ、ドサッと座り込むと全身の力が抜けていく
暫し、ボーッと景色を眺めて
さぁて、最後の力を振り絞りますか!
ともかく受付を済ませ部屋にバックパックを降ろし、再び展望デッキの売店へ
ジョッキ生と名物のおでんを購入して
お疲れさん、乾杯(^-^)人(^-^)!これぞ至福の一杯だよなぁ~
こんな場所で、暖かいおでんを食べて冷たいビールを飲めるなんて幸せだ
涸沢ヒュッテとモルゲンロート
8月末とはいえ、涸沢の気温は18℃と涼しく、汗冷えもする事からウインドブレーカー等の羽織り物が1枚は必要だ
薄暗くなる夕食前まで談笑し、景色を楽しんだ
涸沢ヒュッテには、蛇口から冷たい飲み水、トイレ(宿泊者無料)、乾燥室、売店、自販機、充電器がある
夕食は暖かいおかずに、美味しいご飯がお代わり自由なのが嬉しい
部屋の天井は低く最低限の広さではあるが、布団一式が用意されていて暖房まで入っており、快適に休むことが出来た
残念ながら生憎の曇り空で満点の星空を見ることは出来なかった
しかし、翌朝は雲も取れて「モルゲンロート」と呼ばれる「山肌が真っ赤に染まる」まではいかなかったものの、素晴らしい朝焼けを拝むことが出来た
晴れ渡る青空と美しい山々は、いつまでも見続けていたい景色で、涸沢カールを離れがたい気持ちで一杯になってしまう
涸沢の手ぬぐいを記念に購入し、冷たく美味しい涸沢の水をペットボトルに入れ、断腸の思いで涸沢ヒュッテを後にした
帰路での昼食は行きに食べられなかった徳澤園で、柔らかいお肉が入ったカレーライスとピザを美味しく頂いた
本当は上高地でもソフトクリームや甘い物を食べたいと思っていたのだが、上高地の河童橋に到着した時間が15:50を回っていたので上高地からの最終バスの時間(16:55)が気になってスルーせざるを得ない
結果的に最終便手前の16:15発のバスに乗り、無事にさわんど駐車場に戻ってきて、念願だった涸沢ヒュッテ泊は心地よい疲れと共に終わった
山行データ
★タイム⇨8時間37分(休憩時間2時間30分を含む)★距離⇨16.9km
★登り/1122m ★下り/325m