公開日 2021年1月27日 最終更新日 2021年2月24日
前後録画のドライブレコーダーの取り付け方法
シモテンです
自分でやっちまえ!「前後録画のドライブレコーダーの取り付け方法」を紹介する
最近話題になる「あおり運転」に対して、後方も撮影できる「リアカメラ付き」の前後録画ドライブレコーダーが注目を集めており、かなり一般的になってきた
ネットでは、安く買える前後録画ドラレコも多数販売しているが、自分で取り付ける事が出来るのかという不安がある
シモテンが今まで使用していたドライブレコーダーの動作が不安定になってきた
そこで、万が一の時に作動していないと役に立たないので、この際新しい前後録画のドライブレコーダーを取り付けることにした
分かり易い「動画」もあるので、取り付けに参考にして欲しい
取り付け費用
ドライブレコーダーの取り付け作業工賃はいくらするのか?
ネットで安く購入したドライブレコーダーでも、取り付け工賃が高ければ意味が無い
持ち込みのドライブレコーダーの取り付けに対応してくれる修理工場では、前後カメラの取り付けで15000円前後だ
自宅への出張だと、前後カメラの取り付けで19000円前後
カー用品店を見てみると、ドラレコの販売価格が25000円に対して、取り付け工賃コミセットでは42000円となり、差額、つまり取り付け工賃は17000円と言うことになる
ディーラー等では、持ち込みでの取り付けが可能なところを探すことすら難しいのが現実だろう
素人が取り付け出来るか
ドラレコをネットで安く買ったは良いが、果たしてド素人に取り付け出来るのか?
私のようなド素人が取り付ける際に心配な点は以下のようなものだ
- 電源の取り出し方は
- 綺麗に配線が出来るか
- 断線や壊したりしないか
- 専用の工具等が必要か
実際に素人サンデーメカニックの私が取り付け作業を行ったのだが、作業時間は約2時間、電源はシガーソケットに差しただけ、殆ど配線は表面から見えず、断線も無く動作確認(‘-^*)ok
専用工具といえば内張を外す際のハンドリムーバと、ドラレコに付属の配線を押し込むヘラだけだ
欲を言えば、配線を通すための「配線ガイド」も用意できれば作業が楽になる
ドラレコ「APEMAN C860」
最近話題の「煽り運転」にも対応できるように前後録画が出来る機種を選んだ
APEMAN 2K 前後カメラ ドライブレコーダー
画面サイズ 3 インチ
商品の寸法 奥行き × 幅 × 高さ 8.9 x 5.2 x 3.1 cm
フロントカメラ1440P+リアカメラ1080P同時録画
業界最高のソニーIMX335センサーを搭載
128GB対応 超暗視型 360度回転 前後170度広角 駐車監視 ループ録画
日本語説明書付き
画面サイズが3インチと大きいこと、値段がアマゾンで2000円クーポンを使って7000円と手頃な事、リアカメラがしっかりした作りであること等が購入の決め手となった
作業手順
前後録画機能のドライブレコーダーを出来るだけスマートに取り付ける
電源コードの取り付け
シガーソケットからの電源コードをバックミラー付近のドライブレコーダー取付位置まで配線する
電源コードは表から見えないようにスマートに配線するのがポイントだ
インストルメントパネルの裏側を通して、Aピラーの中を通し、ルーフパネルを通してバックミラー付近に持っていく事にする
まずは、グローブボックスを下部の二本のピンを抜いて取り外しておく
シガープラグから、インストルメントパネルの中を通してグローブボックス内部に配線を通す
グローブボックス裏には既存の配線の束が通っているので、その束にドラレコの配線を結束バンドやテープなどで邪魔にならないように結束する
Aピラー下のカバーは手で引っ張れば外れるようになっている
Aピラーは裏側の4点のクリップで留まっている
ハンドリムーバーを隙間に差し込んで浮かせて、引っ張ってクリップを外し、少し上方に引き抜くようにすればAピラーは取り外せる
グローブボックス内を通した電源コードを、インストルメントパネルの隙間からAピラーへと通す
予め、ドライブレコーダーの設置場所までの電源コードの長さを調整し、ルーフパネルとフロントガラスの隙間にコードを押し込んでいく
この際、付属の工具が非常に役立って、使い易い
Aピラー内部にも既存のケーブルが通っているので、こちらも挟まったり邪魔になったりしないようにテープなどで結束しておく
これで「電源コード」の配線は完了
リアカメラへの配線
続いて、リアカメラの配線、設置だ
これが綺麗に仕上げるには少し面倒かもしれない
面倒なのは、配線をなるべく表に出さずにバックドアにリアカメラを設置することだ
フロント側から設置するか、リア側から設置するか
ドラレコメーカー等の説明を見ると、後方のカメラを設置してこらフロント側へ配線を引いてくるようだ
しかし、私の愛車は警報装置等の設置でフロント側に余った配線を纏めるスペースが無いので、リア側で処理する為にフロント側から始めた
電源コードと同じく、バックミラー付近から配線をフロントガラスとの隙間からルーフパネルの内側へ押し込んで行く
Aピラーまで通したら、そのままドア開口部の上側のルーフパネル内に配線を押し込めながら後方へと引いていく
途中にセンターピラーやトランクルームパネル等か有るのだが、いずれもルームパネル付近にハンドリムーバー等を差し込んで、浮かせて引っ張ればクリップが外れて配線をルームパネル内に押し込むことが出来る
パネルを全部外す必要は無いので、上部に配線を入れられるだけの隙間が確保できれば良いのだ
バックドア付近まで持ってきた配線を、そのままリアウインドウに設置したカメラに接続させても機能はする
どうしても面倒くさいのであれば、バックドアの開閉時にコードが挟まれない事を確認してカメラに接続すれば、それでも構わない
だがしかし、
なるべくコードを見せないように、綺麗に仕上げたいのだ
まずは、ルームパネルの後部を固定している3カ所のクリップに、ハンドリムーバを差し込んで外す
バックドアへの配線
車体からバックドアへの配線は、蛇腹のゴム管の中を通すのが理想だ
しかし、蛇腹管には既存のはいせんが通っていて狭くなっており、リアカメラに接続するためのコネクタを通す事は難しい
無理に引っ張れば、コネクタの断線が起こってしまうので諦めた
仕方が無いので、予備で設置されているゴムカバーにカッターで最小限の切り込みを入れ、コネクタを貫通させた
コードの設置後に、防水のためにポンド等で隙間を塞いでおく
バックドアセンターガーニッシュ(センターストップランプのカバー)を上部を両側から引っ張ってフックを外し、取り外す
センターストップランプ(ハイマウントストップランプ)を取り外す
バックドアの上部内を通して、中央のセンターストップランプ取り付け口から配線を引き出す
上手く引き出せない場合は、針金や「配線ガイド」等の専用工具等を使えば、少し楽に引き出せるだろう
リアカメラの動作確認
配線が終わったら、リアカメラにコードを繋ぎ、実際の映り具合を確認しておく
映像が映らなければ、断線等が疑われるので再点検が必要である
リアカメラの設置場所は、接着面及びカメラレンズが熱線にかからないように映像を確認しながら場所を決める
このリアカメラの接地面は広かったので熱線にかかってしまうが、それは構わないだろう
リアカメラを両面テープで固定する
フロントカメラの設置、配線
フロントカメラは吸盤で固定できるようになっている
運転の視界に支障がない様に、バックミラー付近の操作しやすい場所に設置する
電源コード、リアカメラからのコードをドライブレコーダー本体に接続し、シガーソケットにプラグを差し込み電源「ON」
時間を合わせ、マイクロSDカードをセットし、フォーマットを行い作業終了だ
実際の取付動画
もっと分かり易く動画を作成しました
特に各パネルの外し方は拙い文書では分かりにくいところも、簡単に理解できると思うので、是非とも参考に