公開日 2019年9月10日 最終更新日 2022年2月9日
どんな手を使っても必ず出社せよ！
シモテンです
つくづく日本人は勤勉な民族だと思う
台風だろうが、大雪だろうが、何とかして会社に行こうとする
思えば大型の台風が近づく数日前に上司から放たれた一言
「当日は、どんな手を使っても構わん。必ず出社するように！」
との檄が飛ぶ
それに応えるべく、近くのマン喫で一夜を明かす者、会社に泊まり込む猛者まで現れる
電車も運休する台風の中、通勤手段はこれしかない！
シモテンには、そこまでの根性は無いが、電車以外の通勤手段としてお買い物スペシャルスクーター「アクシストリート」の出動となった
しかし、台風での通勤はデンジャラスだ！
愛車ZCTのほうが安全面を考えればベストだが、駐車スペースの確保が難しかった
更には、車の大渋滞は予想された通りだ
慎重な運転を
台風の中をスクーターで通勤してみると、様々点で注意が必要だと実感する
視界の悪さ
ギリギリまで台風の通過を待ってスタートしたが、降り続く雨粒はまだまだ大きい
シールドに張り付く雨粒は、視界を遮り、歪ませる
撥水剤を塗っても、やはり見えにくい
風に煽られる
電線を揺らし、ゴーゴーという風切り音を立てて吹き付ける突風
元々安定感の無い２輪車は、強風に煽られハンドルを取られ体勢を崩しやすい
滑りやすい路面
濡れた路面はタイヤとの摩擦力を低下させ、非常に滑りやすくなる
スクーターのような細いタイヤは軽快に走行できるが、接地面積が小さいためグリップ力は低い
スリップによる転倒はライダーにも、マシンにも大きなダメージを与えてしまう
実際にあった路上の危険
実際に走行してみると、沢山の障害物に遭遇した
資源回収用のBOX
ビンや缶を回収日に入れておく折り畳み式のBOXだ
通常は歩道内部に置かれているものだろうが、台風で道路側に飛び出してしまったのだろう
車が引っかけてしまう危険性がある
カラス除けのネット
強風に煽られて、カラス除けのネットが車道側へたなびいていた
走行中にネットがハンドルやミラーに引っかかってしまえば転倒は避けられないだろう
飛ばされた看板
どこに設置されていたのか分からないが、立て看板が車道に飛び出ていた
更に風で飛ばされて車道へ転がってくる危険性もある
固い部分や尖った角もあるので、当たれば怪我をしてしまう
落下物
実に様々な落下物が路上に転がっていた
タオルやゴミ袋、壊れた傘や、何だかわからない部品まで多くの落下物がある
落下物を避けようとして急な進路変更をして並走する車両に接触したり、乗り上げて転倒する危険性がある
落ち葉、枝
強風によって木の枝や葉が大量に路上に散らばっていた
濡れ落ち葉に乗ってしまうと、非常に滑りやすい
バイクがよく走行する路肩には葉っぱの吹き溜まりが出来ており、ブレーキ操作などを慎重にしなければならない
それでも会社へ向かう
渋滞の大通りを避け、裏道を駆使して何とか無事に職場に辿り着けたのも身軽なスクーターのお陰だ
電車が止まっている駅近くのバス停では、どこも長蛇の列が出来ていた
やっと来たバスも既に満員のすし詰め状態で、乗り込むことは出来ない
タクシーも捕まらない
そんな状況でも会社へ向かおうとする日本人は、仕事に対する意識や責任感が高いのか、それとも強迫観念が強いのか！？
「不要不急の外出は控えて下さい！」
わかっちゃいるけどね
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