【爆裂フル加速】ウエイトローラーの交換で出だし快適

ウエイトローラー スクーター
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出だし遅すぎスクーター!何とかならないのか

チョットした買い物にも活躍している我が家のスクーター:アクシストリート

街乗りには便利なのだが、出だしが遅すぎる

信号で先頭に立とうものなら、アクセル前回で発車しても後続車から煽られることも度々ある

出だしの遅さ、何とかならないのかー!

と言うことで、今回は

DIYで行う「ヤマハスクーターのウエイトローラー交換方法」を紹介


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ウエイトローラーとは

weight-roller

ウエイトローラーはプーリー内側に内蔵されている円筒型をしたオモリです

エンジンの回転数を上げるとプーリー内のウエイトローラーが遠心力によって外側に移動する

内外のプーリー間が狭まりVベルトが外側に押し上げられる

それによって駆動力が伝わっていく

ウエイトローラーの詳しい役割についてはこちらを参照

ドライブベルト&Vベルトの基礎知識 | ヤマハ発動機
モーターサイクルの性能維持に必要な消耗部品の定期交換をお勧めいたします。純正部品の交換及び車両の整備はヤマハ販売店にご依頼ください。

ウエイトローラーは最高速度や加速性能を左右する、スクーターにとっては重要なパーツです

ウエストローラーを軽い物に交換すると、加速を良くすることが出来るのだ

常に移動を繰り返すパーツなので当然、磨耗や劣化もする

ウエイトローラーはアフターマーケットで様々な重さや材質が販売されている

0.5g刻みの重さで手に入れることが出来る

車種によって外周や幅が異なるので、適合は必ず確認してから購入しよう

ウエイトローラー交換によるメリット・デメリット

weight-roller2

ウエイトローラーを変えることで走りの性格はガラリと変わる

ウエイトを軽くする

加速性能向上・最高速度低下

ウエイトを重くする

最高速度向上・加速性能低下

つまり、加速重視ならばウエイトを軽くする

最高速度重視ならばウエイトを重くするのが一般的だ

ただし、標準装着品から極端に重さを変えてしまうと本来持っている性能を大きくダウンさせてしまう

自分好みの走りを手に入れるのはトライ&エラーを繰り返して重さを見つけていくしかない



ウエイトローラーの交換時期

多くは外周が樹脂で出来ており、プーリー内で移動を繰り返すことで磨耗し変形することもある

変形してしまうとウエイトローラーが転がりにくくなり、走りに影響が出る

走り方や素材にもよるが、交換時期は10000km前後ではないかと言われている

交換の工賃は6000円くらいだろう

Vベルトと一緒に点検、交換することが効率的だ

交換手順

Vベルトを外すところまでは過去記事に詳細がありますので参照してほしい

後輪左側にある黒いエアクリーナーケースをプラスドライバーで外す

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エアダクトをドライバーで外す

キッククランク(キックペダル)を六角レンチで外す

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クランクケース保護樹カバーを外す

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クランクケースを六角レンチで外す

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プーリーフェイスをユニバーサルホルダーで外す

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Vベルトを取り外す

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上記までが過去の「Vベルト交換」です

プーリーフェイスの奥にあるのがプーリーです

プーリーの内側にウエイトローラーが内臓されている

プーリーはナットを外してあれば、手前に引き抜けば外れる

溝に収まっている黒い円筒形のパーツがウエイトローラーだ

アクシストリートは6個内臓されている

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純正部品は一つあたり15gである

今回、装着するウエイトは思いきって1個10.5gにした

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少しずつ調整するのが定石ではある

しかし、そこは挑戦するド素人サンデーメカニック

初めての交換なので効果を実感するために、思い切ってこのウエイトに交換してみた

稼動部分にはグリースを薄く塗っておく

プーリーの更に内側にあるランプレートを取り出す

このランプレートにはスライドピースというパーツが組み込んである

スライドピースに破損や変形が無いか確認する

スライドピース部分がスムーズに稼動するようにグリスアップする

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プーリー、ウエイトローラー、スライドピース、ランプレートを組み合わる

プーリーとランプレートが離れないようにしながら軸に戻す

ワッシャーやカラーを忘れずに組み込んでいく

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Vベルトを掛け、プーリーフェイスをキッチリ奥まではめ込んナットで締めこむ

以降は外した逆の手順で取り付けていく

走りが激変

本来「アクシストリート」は便利な日常使いのスクーターだ

どちらかというと走りよりも燃費を重視したセッティングになっている

しかし、車列の先頭に出ることが多いスクーターとしては加速性能に不満がある

そこで、今回は思い切った軽さのウエイトに交換した

ウエイトローラーを15gから10.5gへの大幅変更は走りを激変させた

ともかく出だしで後続車に煽られる不安が解消した

60kmまでは、シグナス125と互角の加速性能をみせる

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しかし、その代償として最高速度が80km辺りで早くも頭打ちになる

さらに、燃費が明らかに悪化しているようだ

最高速に関しては高速道路を走るわけではないので十分といえる

本音を言えば、11.5g辺りが私のフィーリングではベストかと思う

こんな小さな部品の交換だけで、これ程の威力があるとは正直驚きである



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