公開日 2022年1月29日 最終更新日 2022年3月20日
浴室に面した壁下がびしょ濡れに
我が家の洗面所、兼脱衣所は当然のことながら壁一枚挟んで浴室になっている
この浴室と洗面所の壁下に水が溜まって、びしょ濡れになっていた
一体原因は何だったのか!?
またしても妻の叫びが
ある日、洗面所の方から「ちょっと来てー!」という妻の叫び声が聞こえた
過去に「洗濯機に電気カミソリを箱ごと入れて洗濯した」経験が蘇る
過去の失敗がこちら⇩

きっと洗濯機が何か大変なことになっているんだろうなぁ~
あれこれと酷い状況が頭に浮かびながら洗面所に向かった
「ちょっと見てよ!」と指差す先は洗濯機ではなく「壁の下」である
壁のすき間から水が・・
妻が言うには「壁の下から水が染み出してきてる」
老眼の目を凝らしてみると確かに、浴室に面している壁の下側から水が染み出ているようにも見える
更に「浴室側のシーリングが古くなって、効かなくなって、壁の下を通って反対側の洗面所に出てきてるんじゃない!?」と妻は言う
もし仮にそうだとすれば、壁の躯体が水で腐って、修繕には大変な費用が掛かってしまう可能性がある
この日は夜遅かったので、次の休日に「取り敢えず浴室側のシーリング」を試しにやってみることにした
そうか、これだったのか!
さて、次の休日
朝一の洗面所で歯磨きをしながら水漏れをチラッと見てみると、それ程水が染み出ているようには見えなかった
妻が洗濯を終えるのを待って、DIYで簡易シーリング材「バスコーク」を使って作業を始めることにした
すると、明らかに溜まっている水の量が増えている事に気付いた
「風呂を使ってないのに、壁下の水が増えているのはオカシイぞ!風呂場からの水漏れじゃないなぁ」
風呂場じゃなければ、可能性が高いのは洗濯機からの水漏れだ
調べてみると、排水ホースの一部が濡れている
早速、洗濯槽に水を入れ排水時の排水ホースからの水漏れをチェック
しかし、排水ホースから漏れている様子はない
「やっぱり違うのかなぁ…」
諦めて、床の水を綺麗に拭き取り、ドライヤーで乾かした時、一滴の水が床に落ちて弾けた
水滴が落ちた場所から目線を上げていって、ようやく床に水溜まりを作った原因に辿り着いた
全自動洗濯機に水を供給する「給水ホース」のワンタッチジョイント部分に光る水滴を見つけた
じっと観察していると4分に1度、水滴が落ちている
「そうか、これだったのか!」
自動洗濯機給水ホース
給水ホースを取り外して中を覗いて見ると、蛇口と密着するゴムパッキンが見える
おそらく、この「ゴムパッキンの劣化」で密閉性が悪くなり、水漏れの原因になっているのだろう
最も簡単な方法は「給水ホース」ごと新品に交換することである
しかし、そこは足掻いてみたくなるのが私の性格
給水ホースの内側から「ゴムパッキン」を取り出し、寸法を測ったうえでホームセンターで似たようなゴムパッキンを見つけてきた
純正品は「東芝」であるが、「東芝純正パッキン」などホームセンターで簡単に入手できるわけでは無い
代用品として購入したのはホームセンターで販売している「SANEI」の水栓補修用品
「PP43A-1S-16」
勿論、現物を売り場に持って行き、内径・外径・厚みを比較して、全く同じ物ではないが、ほぼ同じサイズであると判断し決定したのだ
パッキンの断面は「U字型」になっており、取付には向きがあるので外す時に確認しておくことだ
東芝の給水ホースのパッキンは「U字」の頂点である閉じている方が、水栓の蛇口の方に来るようになっていた
「U字」の開いている溝の方がホース側になっている
ジョイント部分の内側の溝に、小さなゴムパッキンをはめ込むのには多少手間取った
「ピンセットと楊枝」を使って入れ込んだのだが、「ボトルシップ」を作っているような作業だ
実際に作ったことが無いから「知らんけど~」
洗濯機本体側のパッキンは、似たような物を見つけることが出来なかったので交換出来なかったが、漏れていなかったこともあり様子を見ることにした
ゆっくりと給水ホースを水栓に差し込み、水栓を開いて水漏れが無いかをチェック
その後、三日ほど通常通りに洗濯機を使用してみたが、給水ホースからの水漏れは確認できなかった
取り敢えず、給水ホースのパッキンからの水漏れ修理完了です!
今回はパッキンゴムの交換で「120円」で済ませることが出来た
次回、また水漏れなどのトラブルがあった時には、ホース自体の劣化も進んでいるだろうから「給水ホースごと交換」した方が良さそうだ

